乙武が出馬?! 来年の東京都知事選に向け最新調査データを発表。気になる小池知事の支持率は? #選挙ドットコムちゃんねる 第3回

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来年の7月5日、オリンピックの直前に、東京都知事選挙が行われることが決まりました。

実は、総理大臣よりも大きな権限と自由に使える予算があるともいわれる東京都知事選挙は、人口規模からすると一国の大統領選挙にも匹敵するといわれるほど。

現時点では、やはり再選を狙っているといわれる現職の小池百合子氏が最有力なようですが、今後、どのような候補者が現れ、どんな展開になっていくか大注目です!

そこで選挙ドットコムちゃんねるでは、ネットで東京都の有権者に対し、調査を実施。
有効回答1000人分のデータから浮かび上がる、都知事選のリアルな現状とは?

選挙プランナー・松田馨氏の解説に、乙武氏が鋭い茶々!!で応戦。
その模様をダイジェストでお伝えします。

なおこの調査は、『グノシーリサーチ』という約3000万ダウンロードされているアプリのユーザーを対象に、都内の18歳以上の有権者に対して2019年11月16日~18日に実施しました。有効回数は1000件です。

この調査の詳細はこちらから!>>「次の東京都知事は小池知事?N国・立花氏は?東京都内の最新ネット意識調査結果レポート|選挙ドットコムリサーチ」

小池都知事の支持率約40%。これは高いのか、それとも低いのか

千葉 「次の東京都知事選が来年7月5日に決まりました。
今回はそれを踏まえまして、東京都内の有権者に緊急ネット調査を行いましたので、紹介していきたいと思います」

松田 「まずは、現小池知事の支持率から見ていきましょうか。
小池氏を支持するかどうかについて5段階評価で聞いているわけですが『強く支持する』と『どちらかというと支持する』という層を合わせると約40%、支持しないという人が35%、どちらともいえないが25%となっていますね」

乙武 「とりあえず支持するという回答が、支持しないを上回っているということですが、真ん中の「どちらともいえない」が25%いることから、まだまだどう転ぶかはわからないってことですね」

松田 「そうですね。2017年に希望の党を作って衆院選で選挙としては惨敗したことで、大きく支持率がさがったんですが、そこからは少し持ち直したといわれています。でも、2期目の現職という点で考えると、決して高くはない数字ですね」

ここでMC乙武氏ならではの見解が。

乙武 「次の都知事選のことだけを考えるとさ、マラソンが札幌になってちょっとジャンヌダルク感を演出できたのは、小池さん的には内心ラッキーと思ってるんじゃないですかね?」 (スタジオ内爆笑)

松田 「うーん、どうですかね。
ラッキーとまで思っているかはわかりませんけど、ああいった形で東京を代表する形でね、東京の利益を守るために闘う姿勢を示されたというのは、一定の評価をされたのでは、と思いますね」

乙武 「ちょっと小池さん、かわいそう……みたいな感情を呼び起こしましたもんね」

松田 「確かに。これは自民党のアシストかもしれない!」

乙武 「わはははは。二階さん、うまいことやったなあ」

松田 「前回の都知事選でも、本当に大きなアシストが石原都知事からありましたもんね(前回選挙時に、石原慎太郎元都知事は小池氏を評して「大年増の厚化粧」と酷評。その息子で東京都連合会長の石原伸晃元経産担当相は「小池候補は自民党の人間ではない!」と主張。この2人の発言に反発する有権者が多く、結果的に小池氏の追い風・アシストとなった)」

都政では、野党第一党クラスの支持を誇る都民ファースト。その中でも頭ひとつ抜けている

また、緊急調査では、都政の支持政党についても聞いているようです。
これは「国政に関する政党支持ではなくて、都政に関する支持政党は?」という聞き方ですね。
小池氏が代表を務めていた都民ファーストの会という地域政党も入ってますし、維新の会も「東京維新の会」という名称で項目に入っています。

結果を見ると、この前ネットでやった全国調査と同じく「支持する政党はない」という回答が圧倒的で、63.1%。

乙武 「圧倒的ですね~、63%か。
その中で6%を取った、都民ファーストの数字は、高いと評価すべきですか? それとも低い?」

松田 「個人的にはちょっと驚いたんですが、かなり高い数字だと思います。
というのも、自民こそ15%の支持を受けていますが、ほかの党は軒並み低い。立憲は3.4%、東京維新は2.2%、れいわ新撰組も2.4%、まあN国に関しては全国調査とだいたい同じで3.1%というのを考えると、都民ファーストの6%はあきらかに頭ひとつぬけているんですね。

そもそも都民ファースト自体は、2017年の東京都議会議員選挙で55議席も獲得しています。
あのときが最も支持率は高かったので、それよりは支持は下がっているわけですが、正直それほど知名度もないですし、あまりメディアに取り上げられることもないので、もっと低いんじゃないかとみてたんです。
いやあ6%は立派ですよ」

乙武 「じゃあ、一時期に比べると持ち直している?」

松田 「持ち直しているのか、根強い支持層がいるのか、というところですね。
都政に関してはなかなか関心が集まりに菌ですが、例えば受動喫煙防止条例とか、いろいろな実績を地道にあげてきているという評価もあります。
スマホユーザーのように情報感度が高い層が、こうした都民ファーストの実績をきちんと評価しているんでしょうね」

都民ファーストと、維新。「政策的には重なるところも」…?協力・連携も可能?

乙武 「国政政党なら一般の人も『この政党はこんな風な政策を訴えている』というのがなんとなくわかるんですけど、都民ファーストの会は、どんなイメージなんですかね?

松田 「2017年当時に期待されたのは、小池都政の改革を進めるため、小池知事を支える政治組織というイメージがありました。
とくにその中では都議会改革ですね。情報公開が送れているとか、議会の古い慣習で公用車が使い放題とか、政務活動費の使い方がおかしいとか、そういうところをひとつずつ正していくというような」

乙武 「となると、維新とはわりと相性がいいんですかね?」

松田 「そうですね。維新とは多少、政策的にも重なるところがあるので提携して候補者を住み分けるというような協力体制を、維新の松井代表と小池知事とで話し合って実現してましたね。名古屋でも調整をしたりとか」

乙武 「ふうむ、これまでの状況を見ていくと、まあ半年先のことなんで気は早いですが、やっぱり現職の小池知事が強いんですかね」

松田 「そうですね。東京都の選挙となると、本当に規模が大きすぎて、1千万人を超える有権者を対象にして行うわけで、そうなると圧倒的に知名度などで勝る現職が有利というのが基本的な考え方です。
ただ、自民、立憲、れいわ、N国など候補者を擁立すると予想される政党は多いので、どういう候補が出てくるのか、今後注目ですね」

党幹事長の意向すらスルー?自民党都連の動きにも注目

乙武 「難しいのは国政政党である自民のカギを握る二階幹事長は小池さんとものすごくツーカーですよね。だけど自民の都連は、小池さんが大嫌い。
このあたりで結局、自民は小池さんを押していくのか、独自候補を立ててくるのか、それで選挙の勢力図がガラッと変わってきそうですね」

松田 「ええと、自民党の都連と本部の関係というのも、視聴者の方にはちょっとわかりにくいかもしれませんね。
まずそこから解説します。
自民党の組織構成をザックリ解説しますと、大元の自由民主党党本部というのがあって、その下に47の都道府県ごとに、総支部連合会というのがあるんです。東京都連というのは、東京都総支部合会の略称なんですね。
そしてその中にまた地域ごとに支部がたくさんある。自治体ごとだったり、選挙区ごとだったりするんですが。

つまり都連は、本部が統括する東京地区の支部の連合組織。ただ実際、都連は非常に大きくて議員さんも多いので、力があるんです。言ってみれば、本社とすごく売り上げをあげている支店みたいな関係で、必ずしも本社の意向に従わないという歴史的な関係がありまして。

そうした中で、都連としては必ず小池さんの対抗馬を立てると言い切っているわけです」

乙武 「とはいえ、二階さんは本部の幹事長で、選挙に関しては一番力を持っている人でしょう?
二階さんが都連に『小池で行け!』って言った場合、通るんじゃないですか?」

松田 「通らないんじゃないですかね~」

千葉 「へーえ」
乙武 「そうなんだ」

松田 「やっぱり都連はそれくらい強いと思いますし、二階さんもそこはむしろ無理に言うこときかせなくてもいいというか、それは組織内のバランスとして自主性というかですね、都連の判断を尊重するんだろうと思いますよ」

乙武 「なるほど」

松田 「ただ、ああいった形で(小池氏を支援する政治団体の『百乃会』のセミナーで講師を務めたり、小池氏との会食や会談を頻繁に行っているのをあえて隠さない)、メッセージを出すことによって、小池都知事にすれば応援になるわけですよね」

小池都知事の最大の失点は、衆院選に手を出して惨敗したこと?

選挙のプロである松田さんの分析では「2選を狙う現職にしては支持率が低め」という小池都知事。
築地市場の問題やオリンピック、都議会改革など、就任後様々なテーマに取り組んでいますが、本当のところ、都民は一期目の小池氏の働きぶりをどのように評価しているのでしょうか。

乙武 「千葉ちゃんから見て、小池都知事はどういう評価なの?」

千葉 「正直、どう評価するのか難しいなあと思います。
選挙の時は、未来の話をするのでイメージも沸きやすいんですが、今、どのくらい実績があって、どのくらいミスってしまったかというのをフラットに見て評価するのは、すごく難しい。そういえばああいうことがあって、炎上したなとかはわかるんですけど、それも自分の色眼鏡で見ているのかもしれないし」

乙武 「そう思うと、豊洲市場の問題では大失点だったけど、そのあと兜の緒を締め直して、大きな失点なくここまできているっていう印象ですかね?」

松田 「まあ、豊洲の移転問題もたしかにありますが、1番の小池さんの失敗は2017年の衆院選に手を出したことでしょうね。あれで惨敗してしまって、本当に大きく支持率が下がった。

ただその後は挽回していろんな政策もがんばってますし、オリンピックでもマラソンを取り返そうと戦ったから、あの時点からは、支持率が回復してきていると思うので、千葉さんが評価に迷うのもよくわかります。

都知事選前になってくると、各方面から小池都政の成果が検証されていくとは思うんですが。
まぁ、独自の条例を立てたり予算を組みかえたりされたことで、これまでの都政との変化というのはたしかにあるんですけど、その変化を良しとみる人もいれば、悪い人もいるっていう、そこは各自の価値判断ですよね。
しかも、実績自体が有権者にとっては、あまり知らされていない・見えにくいと感じる部分は多いんじゃないですかね。

東京都は予算規模で言うと、13兆円という、国家予算に匹敵すると言われるくらい大きな財源を持っていて、多くの政策を実行できる自治体ですので、そこのトップとなれば、実際総理大臣よりも自由に使えるお金は多いんじゃないかということも言われるほどですから、その自治体のトップを選ぶという選挙の場で、現職の実績や課題についても色々深めて行けるといいなと思います」

蓮舫氏、山本太郎氏、立花孝志氏の立候補はあるのか

乙武 「ここまでは小池都知事と自民党の関係性を伺いましたが、野党は誰を立ててくるんですかね?」

松田 「そうですね、一番名前が挙がるのは蓮舫さんかな。
参議院の東京選挙区で、毎回トップ当選を重ねていますから、都民には非常に人気があるということで名前が挙がるんですが、実際参議院から都政への鞍替えとなると、課題もあると思いますし、ご本人自身が出ようとしているっていう話は、あまり聞こえてこないですね。

常に周囲の期待で名前が挙がってくるけど、蓮舫さんご自身が出たいといったわけではないという」

乙武 「山本太郎さんはどうかな?」

松田 「山本さんは勝てないけど、ある種の売名も含めて党の政策を浸透させるとか、党勢拡大を狙って、立候補を検討しているという発言は、ありましたね」

乙武 「それは衆院選のために、都知事選を戦うという戦略?」

松田 「たぶんそういうことかと。山本さん同様、立花さんも同じく党勢拡大を踏まえて、都知事選や都議会選挙に立候補する可能性はあると思いますよ」

乙武 「そうか、そう考えると7月5日の都知事選よりも衆院選が前に行われるか、後に行われるかで、候補者の顔ぶれもかなり変わってくるかもしれないってことですね」

松田 「都知事選の前に衆院選があって、山本さんがそこで議席を獲得していたら、都知事選にはまず出ないでしょうしね」

乙武 「やっぱり衆院選の解散、選挙は注目ですねえ」

――――そういえば、乙武さんも一部で名前が出ていますね(スタッフ)―――

乙武 「本当に迷惑な話なんです。せっかく穏やかに暮らしてるのに。(爆笑)
いい加減にしてほしいですよ。出馬はありませんので。2万%出ませんから!

松田 「2万%っていうと、出ちゃうじゃないですか(笑)。過去にそう言って、実際に出た方がいたし
乙武さんに期待する声があがるっていうのは個人的にはすごくうれしいですけどね。
(小声で)出るんだったら、早めにいってくださいよ」

乙武 「ないってば。それより選挙ドットコムちゃんねるの全面支援で、千葉佳織を出すってのは?」

松田 「あーでも、千葉さんは知事選はね、30歳にならないと出られないんだ」

千葉 「じゃあ、どこだと行けますかね? 私札幌出身だから、札幌市議選?」

どこまで本気なのかよくわからないトークを繰り広げる3人でしたが、いつもなら一番悪乗りモードで突っ走る乙武さんが、めずらしく会話を締めました。

乙武 「とりあえず僕は、選挙ドットちゃんねるが主軸になっていくように頑張っていきますんで! 今後もよろしくお願いします!」

さて、選挙ドットコムちゃんねるでは、視聴者からの教えてほしいこと、やって欲しいことなど、ご意見ご感想を大募集中です。ハッシュタグ「 #選挙ドットコムちゃんねる 」をつけて、何でもお寄せください。
さらに、MC乙武さんの突撃インタビュー第2弾、国民民主党の玉木雄一郎代表への取材動画も配信中。
約3万人のチャンネル登録者数を持ちYouTuberとしては大先輩の玉木代表に、動画をバズらせる秘策のほか「立憲との合流は?」「ネット調査では低迷中の国民民主党の支持率、どうやって上げる?」といった、ちょっと聞きにくいけど聞きたい質問を、正面突破で投げかけます! ぜひご視聴ください。

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