〔突風〕静岡県・神奈川県で突風による被害相次ぐ(12/2発生)

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日本海を進んだ低気圧やこの低気圧からのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となった影響で、2日、静岡県と神奈川県で突風が相次いで発生し、被害が出ています。地元気象台の現地調査による突風の状況は以下の通りです。

【2日12:20頃 静岡県掛川市=竜巻(JEF0)】
2日12:20頃、静岡県掛川市沖之須から大渕にかけて突風が発生し、農業用ハウスの鋼管の変形などの被害が確認されました。
3日、静岡地方気象台が現地調査を行い、被害や痕跡が帯状に分布していたことなどから、この突風を竜巻の可能性が高いと判断しました。この突風の強さは風速約35m/sと推定され、日本版改良藤田スケールではJEF0に該当します。
なお、この突風の発生に際して、掛川市のある静岡県西部には竜巻注意情報の発表はありませんでした。

【2日14:10頃 神奈川県横浜市鶴見区=特定に至らず(JEF不明)】
2日14:10頃、神奈川県横浜市鶴見区で突風が発生しました。
3日、横浜地方気象台が現地調査を行いましたが、被害や痕跡および聞き取り調査などからは突風をもたらした現象を特定できませんでした。この突風の強さは不明です。
なお、横浜市のある神奈川県東部には2日14:19に竜巻注意情報が発表されましたが、突風の発生とほぼ同時でした。

【2日14:20頃 神奈川県横浜市金沢区=特定に至らず(JEF0)】
2日14:20頃、神奈川県横浜市金沢区で突風が発生し、住家の屋根瓦のめくれなどの被害が確認されました。
3日、横浜地方気象台が現地調査を行いましたが、被害や痕跡および聞き取り調査などからは突風をもたらした現象を特定できませんでした。この突風の強さは風速約35m/sと推定され、日本版改良藤田スケールでJEF0に該当します。
なお、横浜市のある神奈川県東部には2日14:19に竜巻注意情報が発表されましたが、突風の発生とほぼ同時でした。

◆用語解説「日本版改良藤田スケール」
竜巻やダウンバーストなどの突風の強さを、建物などの被害状況から簡便に推定する風速の尺度。従来の藤田スケールに代わり、日本の建築物等の被害状況から推定する「日本版改良藤田スケール」が2016年4月から導入され、JEF0からJEF5までの6段階で表される。JEF0は風速25~38m/s(3秒平均)で、飛散物による窓ガラスの損壊、物置や自動販売機の移動・横転、園芸施設のビニルなどの剥離、樹木の枝折れといった被害がみられる。