未成年の“特殊詐欺”加担 防げ 非行防止教室

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諫早署員がSNSに潜む危険を説明した非行防止教室=諫早市、鎮西学院高

 諫早署はこのほど、諫早市西栄田町の鎮西学院高(川崎健校長、936人)で、インターネットの会員制交流サイト(SNS)を通して、未成年者が特殊詐欺犯罪グループに巻き込まれる危険性を伝える非行防止教室を開いた。
 同署によると、県内で初の取り組み。SNSで「高収入のアルバイト」と装い、現金などを受け取る「受け子」や現金自動預払機(ATM)から現金を引き出す「出し子」に未成年者が応募し、逮捕されるケースが多い。
 同署生活安全課の担当者が、短文投稿サイト「ツイッター」で「受け子」「出し子」を募る文面を示し、「数万円の報酬のために人生を棒に振るリスクが潜んでいる」と安易な気持ちで加担しないよう呼び掛けた。
 2年の森秀哉さん(17)は「人ごとの印象だったが、自分たちも巻き込まれる可能性があり、恐ろしい」、原岡朱李さん(16)は「知らずに手を出したら、周囲の人に迷惑を掛けるので気を付けたい」と話した。
 同署によると、11月29日現在、管内の特殊詐欺被害認知件数は8件(前年比3件増)、被害総額は約4209万円(同約2310万円増)。