等々力アリーナ、一部床張り替えへ 5カ月間休止 川崎

Bリーグの試合に湧くとどろきアリーナ

 台風19号で浸水した等々力アリーナ(中原区)のメインアリーナについて、川崎市は2020年5月上旬から10月上旬までの約5カ月間、利用を休止する。浸水被害で床板が反り返ったため張り替える。工事費は約2億円。

 市によると、台風19号上陸時の10月12日夕にアリーナ周辺が冠水。施設内に水が入り、2872平方メートルのメインアリーナは全面が約1センチ浸水した。指定管理者は浸水が始まってから、用意していた土のうを入り口に積み始めたという。

 同アリーナは1995年に完成したが、床の張り替えは初めて。2020年1月の「成人の日を祝うつどい」は、床を研磨した上で養生シートを敷き、予定通り開催する。メインアリーナ以外のサブアリーナや体育室などは通常通り利用できる。

 同アリーナは、バスケットボールBリーグの川崎ブレイブサンダース、女子バレーボールVリーグのNECレッドロケッツ、女子バスケットボールWリーグの富士通レッドウェーブの3チームのホームコートになっている。

 レッドウェーブは今季は別会場で試合を行い、ブレイブサンダースとレッドロケッツは同アリーナでそれぞれ仮設のコートや専用のシートを設置して試合を続ける方針。休止期間中はいずれのチームもリーグ戦のホームゲームの予定はないが、9月にカップ戦が行われるチームがあり、この試合は別会場で行うという。

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