【一年に一度の贅沢】とびきりのご馳走【第1回】|たったひとつを叶える旅<81>

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今回のたったひとつは、作曲家・船村徹が愛した、創業108年の老舗うなぎ割烹「魚登久」。鰻は夏のスタミナ補給のイメージがありますが、旬は秋から初冬にかけての時期なのです。とびきりのご褒美に選んでみるのは、いかがでしょうか?

旅の目的は「たったひとつ」で良い

旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。

あれもこれもと盛りだくさんは、大人には野暮というもの。情報が氾濫している現代だからこそ、余計なものは削ぎ落として、自分の「たったひとつ」を選び取るのが粋。旅の荷物はシンプルに、期待だけを詰めて。

私たちがまだ訪れたことのない、未知の場所や絶景。

笑顔で迎えてくれる、あたたかい地元のひと。

生産地ならではの、新鮮で美味しいもの。

珠玉のように散らばる日本各地の魅力を発信する「ONESTORY(ワンストーリー)」。「ONE=1ヵ所」を求めて日本を旅するメディアから、私たちの「たったひとつ」が見つかりそうです。

年末だから、一年に一度の贅沢をしたい

カレンダーは残すところ、最後の一枚になりました。

一年が過ぎるのは、なんと早いのでしょう。

今年は良い年でしたか。

乗り切るのが辛い年でしたか。

いずれにせよ、今年もよく頑張りました。

最後に、一年に一度くらいは贅沢をしましょうか。

一年の締めくくりに、とびきりのご馳走をいただきましょう。

一年間頑張った自分へのご褒美として。

そして、来たる年を迎える活力にするために。

新しい年が、すぐそばで待っていますよ。

とびきりのご馳走「うな重」

とびきりのご馳走は、「うな重」がいいですね。鰻は夏のスタミナ補給のイメージがありますが、旬は秋から初冬にかけての時期。

焼き上がったばかりのうな重を口に運ぶと、焼き色のついた表面の香ばしさと旨み、秘伝のタレ、山椒の爽やかな香りが力強く押し寄せます。

先代から「火事があったら、まずタレを持って逃げろ」と言われているタレは、たまりではなく生醤油を使った、甘すぎずふくよかな味わい。創業以来、継ぎ足し、継ぎ足しで使っているので、うなぎの旨みがたっぷり溶け込んでいます。

備長炭で焼くのは実は難しい

焼き場からは、タレを塗っては焼き、塗っては焼きを繰り返すことで、こぼれおちたタレとうなぎの脂がじゅうっと焼ける香ばしい香りが。

「紀州の備長炭は火力が調整しにくく、焼きムラがでないように焼くのは難しい。その分、タレや脂がこぼれて出る煙がうなぎを包みこみ、香ばしさが増すんです」。

日本酒を傾けたいおつまみ

うな重が焼き上がるまで、美味しいおつまみで、日本酒をいただくのも良いものです。

うざく

うまき

白焼き

奮発して「魚登久まぶし」も良い

うな重よりお高いですが、奮発して「魚登久まぶし」。最初はそのまま、次に薬味をのせて、最後に出汁をかけてと、フルコース楽しめます。この店ではコレと決めているファンも多いようですよ。

創業108年の老舗うなぎ割烹

大正元年創業の「魚登久」がある今市は、水が美味しい街。30メートルほど地下から水を汲み上げた立て場に、静岡から生きて届いたうなぎを1週間ぐらいつけておくと、泥を吐いてくさみがとれ身が引き締まります。

鰻は夏のスタミナ補給のイメージがありますが、鰻の旬は晩秋から初冬にかけての時期だそうですよ。

■もっと知りたくなったら

ONESTORY(ワンストーリー)

作曲家・船村徹が愛した創業108年の老舗うなぎ割烹。[SHIMOIMAICHI HOPPING・魚登久/栃木県下今市]

魚登久

住所:栃木県日光市今市467

電話: 0288-21-0131

営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00

定休日:月曜、第3日曜

カード使用可

HP:http://uo-toku.jp/

今回のたったひとつは、作曲家・船村徹が愛した、創業108年の老舗うなぎ割烹「魚登久」。私たちが旅へ向かわずにいられないのは、日常で求められない「たったひとつ」に出逢うためなのです。