ポスティング利用でメジャー移籍の巨人・山口 各球団との交渉解禁

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日本プロ野球の読売ジャイアンツからポスティング・システム利用でのメジャーリーグ移籍を目指す山口俊のメジャー挑戦がスタートした。日本時間12月3日、山口はメジャーリーグの各球団との交渉が解禁された。今季セントラル・リーグで最多勝、最高勝率、最多奪三振の三冠に輝いた32歳の右腕とメジャー各球団の交渉期限は、日本時間2020年1月3日午前7時となっている。

MLB公式サイトでも山口のメジャー挑戦について伝えており、今季は読売ジャイアンツで170イニングを投げて防御率2.91をマークしたこと、先月東京で行われた「WBSC プレミア12」の決勝戦に先発して1回3失点で降板したことなどが紹介されている。2006年に横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)でデビューした山口は、2017年に読売ジャイアンツへ移籍し、日本プロ野球の通算14シーズンで427試合(うち90先発)に登板して防御率3.35、WHIP1.24をマークしている。

また、同サイトは、山口が読売ジャイアンツでの1年目のシーズンとなった2017年、泥酔して右手の甲を負傷し、治療を受けるために東京都内の病院を訪れたあと、泥酔状態のまま警備員に暴行を加えたり、出入口の扉を損壊したりした疑いが浮上し、球団から出場停止処分を受けて後半戦を棒に振ったことも伝えている。

今季こそ自己ベストのシーズンを過ごしたとはいえ、過去にメジャーへ移籍して先発ローテーションの一角を担った投手たちと比較すると、日本プロ野球での実績が物足りないことも事実。先発ローテーションの1枠を保証するような契約が得られる可能性は低いと見られており、場合によってはリリーフ要員としての獲得を検討する球団も現れるかもしれない。マイナー契約からのスタートとなる可能性もある。

なお、今オフは山口のほか、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智と広島東洋カープの菊池涼介もポスティング・システム利用でのメジャーリーグ移籍を目指しており、埼玉西武ライオンズの秋山翔吾は海外FA権を行使している。ウィンター・ミーティング開催により移籍市場の動きが本格化する12月は、これらの日本人選手の動向にも注目だ。