1人1台タブレット 清川村立小中、新要領見据え

タブレット端末を操作する児童(清川村提供)

 神奈川県清川村は11月、村立小中学校の全ての児童、生徒、教職員にタブレット端末「iPad(アイパッド)」を1人1台貸与した。来年度から情報通信技術(ICT)の活用を重視した新学習指導要領がスタートするのを見据え、導入を決めた。

 村教育委員会は児童・生徒の利用方法について、特に科目は限定せず、体育で自分の動作を録画して確認したり、理科で動植物の名前を調べたりするケースを想定している。子どもたちの端末は、施錠できる教室に置いた専用の格納庫で保管する。

 一方、端末には授業支援ソフトなども入っており、教職員の負担軽減にもつなげたい考えだ。3年間の賃貸借契約を結び、費用は約3400万円の見込み。

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