鷹・大竹、5勝でも1200万円増 ロング交渉で上積み「見えない部分汲み取って」

契約更改を行ったソフトバンク・大竹耕太郎【写真:福谷佑介】

前半は好投しながらも、味方の援護に恵まれず白星を逃す試合が多くあった

 ソフトバンクの大竹耕太郎投手が4日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の年俸1500万円から1200万円増の年俸2700万円でサインした(金額は推定)。

 今季は開幕ローテ入りし、序盤は防御率0点台の好投を続けた。味方の援護に恵まれずに白星を逃す試合も多かったが、5勝をあげた。ただ、中盤以降は状態を落とし、優勝を争う終盤戦では2軍暮らしに。「後半は貢献できなかった。1年間通して投げることができなかった」と反省の残る1年となった。

 5勝に終わったものの、特に前半戦は白星に恵まれなかった部分も多くあった。「見えない部分からも汲み取っていただいたと思います」。持ち時間の1時間いっぱいとなったロングラン交渉の中で、数字には現れない部分での上積みも得たよう。「後半投げていない中で評価は高くしてもらったと思います」と、納得の様子だった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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