クリスマスの新定番スイーツ! ドイツ本場の「シュトレン」の味はこれだ 日本で大人気のドイツの伝統焼き菓子、またの名は「バターたっぷりカロリー爆弾」

ドレスデナー・シュトレン

ドイツのクリスマスの味といわれる「シュトレン」。洋酒に漬けこんだドライフルーツやナッツがふんだんに練りこまれたこの焼き菓子を、ドイツでは毎日少しずつスライスして食べ、日々変化する味を楽しみながらクリスマスを待つ習慣がある。

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BRAND INFO

Emil Reimann 創業年:1910年
創業場所:ドレスデン
創業者:エミール・ライマン
www.emil-reimann.de

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シュトレン発祥の地はドレスデン。かつてのザクセン公国では、シュトレンは毎年クリスマスに宮廷に献上される特別なものだった。また、ザクセン選帝侯アウグスト強王は1730年に2万人の客を招き、8日間かけて1.8トンのシュトレンを作らせたそう。これに由来し、ドレスデンでは今日でも毎年12月にシュトレン祭りが開かれている。

ドレスデン地域で焼かれる「ドレスデナー・シュトレン」は2010年に商標登録され、材料の品質や分量にも規定が設けられた。「ドレスデナー・シュトレン」として販売するためには、厳しい審査があり、職人たちはそれぞれの店の秘伝のレシピでシュトレンの味を極め続けている。

今回紹介する「エミール・ライマン」は、1910年創業の老舗。2005年と2015年にはシュトレン組合による公開審査で最高評価を獲得し、ドイツ国民からも絶大な支持を得ているメーカーだ。バターがたっぷり入ったシュトレンは、冬が本格化するこの時期には格別の味わい。寒い日にグリューワインと一緒に食べれば、体を芯から温めてくれるだろう。クリスマスを一緒に過ごす家族と、ひと切れずつ大切に味わいたい。

© ドイツニュースダイジェスト