ナガサキ・ユース代表団8期生 「思いを行動に移したい」

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意欲を見せる「ナガサキ・ユース代表団」の8期生メンバー=長崎市、長崎大文教キャンパス

 長崎県と長崎市、長崎大でつくる核兵器廃絶長崎連絡協議会は4日、核軍縮を巡る国際会議の傍聴や平和活動をする「ナガサキ・ユース代表団」の8期生となる大学生8人を発表した。来年春に米ニューヨークの国連本部で開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議を傍聴するなどし、帰国後は報告会や自主活動につなげる。同大で会見した8人は、核兵器廃絶や世界平和に向け「思いを行動に移したい」などと意気込んだ。

 最新の国際情勢に触れ、知識や行動に結び付ける人材育成事業。8期生のメンバーは長崎大7人と県立大1人。任期は来年8月末まで。

 同日、長崎大文教キャンパスで任命式があり、連絡協の調(しらべ)漸(すすむ)会長が「来年は被爆75年でNPT再検討会議もある重要な節目の年だ。世界が混迷し、被爆者もいなくなる中、若者への期待は大きい」と激励し、一人一人に任命状を手渡した。

 8人は会見で、核廃絶に対する被爆地とそれ以外の地域の温度差などを語った。長崎市出身の長崎大多文化社会学部2年、岩高史織さん(20)は祖父が被爆者できょうだいも失ったことを涙ながらに語り、「私まで命をつないでくれたことに感謝している。世界に平和を発信するのは義務だと思っている」と話した。