石木ダム事業再評価を表明 佐世保市 水需要予測など 年度内完了目指す 

©株式会社長崎新聞社

 長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業で、佐世保市水道局は4日、水需要予測を含む利水面の事業再評価をすると表明した。再評価は本体関連工事の着手前だった2012年度以来で、本年度内の完了を目指す。

 佐世保市議会石木ダム建設促進特別委員会で説明した。

 再評価は反対派が疑問視する水需要予測のほか、代替案の可能性、費用対効果などをあらためて分析する。第三者からも意見を聞き、再評価報告書を国に提出して完了する。市水道局は「具体的な時期や内容などは未定」としている。

 佐世保市は利水事業として厚生労働省の補助を受けており、適宜、再評価することが義務付けられている。

 長崎県は15年度に工期を6年延長したが、市側は「大きな社会情勢の変化はない」として再評価を見送った。

 長崎県は11月に工期をさらに3年延長すると決定。市水道局は工期延長が計9年となることから、厚労省が再評価の実施要領に定める「大幅な工期の延長」に当たると判断した。

 特別委の前に開いた市議会本会議で朝長則男市長は「工期延長に伴う所要の手続きを進め、県とともに事業の確実な進展を図りたい」と述べた。