KØU - ソロヴォーカリストKØUが、新境地となる渋谷LOFT HEAVENにてBDライヴを開催!

“KØUはKØUでしかない”を目指して

——2018年にCLØWDが解散、その後、ソロヴォーカリストに転向したKØUさん。ソロでの活動はいかがですか?

KØU:音楽をやる上で、いろんな面でのメリットを考えたらバンドなどの集合体のほうが断然大きいです。最初は、“ソロはフットワークが軽いし何でも自分のやりたいこともやれる”なんて軽々しく思っていましたが、人を動かす力だったり、そもそもの音楽知識だったり、生々しい話……活動資金などで今は精一杯です。けれど裏を返せば、これさえ乗り切れればある程度理想とする音楽活動ができますので、打開策を練っています。少し前まで何もしなくても周りが動いてくれて、あぐらをかいて歌だけに専念してた自分をぶん殴りたいですね(笑)。

——ちょっと反省してる?(笑)

KØU:周りの動きをもっと勉強しておけば良かったな、と。理想像を描くことも大事ですが、その理想像に近づけるための要素をしっかりと固めていく時期が今なのかなと思っています。

——小さいことからコツコツとやっていく覚悟があるわけですね。

KØU:2019年2月からソロを始めて9ヶ月になりますが、有難いことに、支えてくれる仲間が増えてきています。多分、あまりにいろんなことに無知なことを見かねてそばにいてくれているんだと思いますが……(笑)。でも、それはまったく恥ずかしいとは思わなくて。むしろそんなたくさんの人から吸収することが多くて、常にワクワクしている日々です。

——試行錯誤するにせよ、楽しめている気持ちがあるのは何よりです。

KØU:まだまだ不完全な部分が多いですが、ヘンに焦らず一つずつ着実に解決していこうと思います。

——今は、週1回、新曲を生配信するミッションを掲げていますね。ハイペースな楽曲発表、これをやろうと思ったのはどんな理由が?

KØU:単純に自分を知ってもらう材料がもっと欲しかったのと、自分の制作ペースの限界値を知りたかったので。正直、ライヴが1週間で何本もあった週は曲ができなかったんですが、10月から始めて、ミニアルバムができるくらいにはできました。普通に楽曲制作をしていくよりは常にファンが監視してくれているほうが良い緊張感と反応が直に伝わって、更に制作意欲が増すので。

——KØUさんの歌は、ちょっと中性的なハイトーンが特徴的だと思いました。疾走感あるロックナンバーからバラード、幅広い楽曲を自在に操っているという印象ですが、ご自分ではどんなタイプのソロヴォーカリストだと思いますか?

KØU:まさに、どんなタイプでも自分のものにできるヴォーカリストだと自負してます。CLØWDの時でも幅広い楽曲を要望通りにこなせていたので、多分それが自分の強みなんじゃないかと思っています。ただ歌いこなすではなく、僕にしか発せないエネルギーを常に磨いていきたいですね。“KØUはKØUでしかない”を目指しています。

12月30日は笑い合える日に

——そんななか、お誕生日の12月30日には渋谷LOFT HEAVENで『My Break is Over』を開催するんですよね。どんなライヴにしたいと思っていますか?

KØU:年末ということもあり、今まで誕生日当日にイベントを開催することはあまりなかったんですよ。でも、こうしてソロとして活動できているのは何よりも今いるファンの皆さんのおかげですし。ソロヴォーカリストになってから最初の誕生日なので、感謝も含めて一緒に過ごせたらいいなと思って企画しました。僕考案のオリジナルカクテルや、ご来場いただく皆様にちょっとしたおもてなし……などをしようと思っています。

——どんなおもてなしでしょう。

KØU:それは会場に来てからのお楽しみで…(笑)。

——そして、お知らせもあるとかないとか……。

KØU:その準備に入ってますが、当日ちゃんとお知らせできたらと思っています。ちなみに、この日に披露する曲ですが、過去にバンドでも作詞、作曲を手がけたものから現在週に1曲新曲生配信しているものを当日限定のアレンジでお届けします。アコースティックギターとエレキギターを使い分けていくつもりなので、聴き応えもあって楽しめるんじゃないかと思いますよ。

——ご自身でギターを弾くんですか?

KØU:完全に一人舞台となるので、苦手なMCも自分らしい空気感で楽しみたいです(笑)。持論ですが、誕生日は、祝う側も祝われる側もどっちも普段からの感謝を見える形としてお互い笑い合えたらいいなと思うんですよ。それだけで最高に幸せな日なんだと思います。当日、皆さんと笑い合えることを心待ちにしております。

常に挑戦を

——誕生日イベントの2日後には2020年が明けますが、新しい年に向けての展望はいかがでしょう?

KØU:2020年には、ソロアーティストとしてTSUTAYA O-WESTでのワンマンを目指しています。でも、はっきりいって、今の状況では不可能なんですよ。でも、僕はその状況をネガティヴにとらえてはいなくて。むしろ、不可能だと思うからこそ成功への打開策をいくらでも考えられるチャンスでもあるじゃないですか?

——そうですね。目標達成のためにいろいろ考えることで、新たに見えてくることもあるかもしれないですよね。

KØU:はい。2月にはソロ2年目に突入しますが、そこからのスケジュールは今までとはガラッと変わり、ソロのバンド形態に変わるんです。それ以外にも、ところどころ体制を変えていくつもりですが、核となる部分は変わらないので。ファンの皆さんには安心してもらいたいですね。だって、時代は常に目まぐるしく変化していますから。時代に抗ったり置いていかれてしまっては夢や理想は現実にはならないと僕は思うんですよ。常に挑戦していかないと。

——常に変わり続ける周りの状況に流されないよう、ソロヴォーカリストとしての活動を進めていきたいという。

KØU:何があっても夢を持ち続けられる自分でいたいんですよね。今はちっぽけでも、夢を持っている人たちの見本となれるような存在でありたいと思います。

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