警察署の保護房で骨折 40代女性、扉に指を挟まれる

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 11月、長崎市内の警察署に保護された40代女性が、署員の不注意で保護房の扉に手を挟まれて指2本を骨折し、全治1カ月の重傷を負っていたことが4日、長崎県警などへの取材で分かった。長崎県警は女性に謝罪し、詳しい原因などを調査している。

 長崎県警や関係者によると、11月20日夜から21日未明にかけて女性は市内の飲食店に来店。居合わせた客と激しい口論になり、別の客が110番した。現場に駆け付けた署員は、女性が「泥酔状態だった」として警察署に保護。複数の署員が保護房の鉄製扉を閉めようとした際、誤って女性の手を挟み、女性は左手の人さし指と中指を骨折するなどの大けがを負った。長崎県警は女性にけがを負わせたことを謝罪したという。

 女性は取材に「保護房ではなく自宅に帰りたいと言っても聞き入れてもらえなかった。今後は訴訟も検討する」としている。

 長崎県警によると、警察官職務執行法に基づき、保護対象者が泥酔状態などと認められれば本人の同意がなくても保護房に入れることができる。県警生活安全企画課は、取材に「保護の措置は適正だった」とした上で「けがをさせたことはあってはならない。詳しい原因や状況を調査している」とした。