ブレーブスがハメルズ獲得 年俸1800万ドルの1年契約

日本時間12月5日、ブレーブスはフリーエージェントの先発左腕、コール・ハメルズを獲得したことを発表した。年俸1800万ドルの1年契約であることが報じられている。今オフのブレーブスは早い段階から積極的な動きを見せており、すでにニック・マーケイキス、タイラー・フラワーズ、ダレン・オデイ、クリス・マーティンと再契約を結んだほか、ウィル・スミスを3年4000万ドル、トラビス・ダーノウを2年1600万ドルで獲得している。

現在35歳のハメルズは、ブレーブスでマイク・ソローカ、マックス・フリードといった若手投手たちとともにプレイすることを楽しみにしていることを明らかにし、自身がフィリーズの若手時代にロイ・ハラデイから好影響を受けたように、若手投手たちの教育係としての役割も担いたいと考えているようだ。

「優勝争いができるチームでプレイしたいと考えていた。ブレーブスのことはよく知っているよ」とハメルズ。「ブレーブスには才能豊かな若手投手がたくさんいるから、いつか一緒にプレイしてみたいと思っていたんだ。自分がキャリアのどの地点にいるかは認識しているつもりだし、若手投手たちにとって有益な存在でありたいね」と意気込みを口にした。

今季はカブスで27試合に先発して141回2/3を投げ、7勝7敗、防御率3.81、143奪三振をマーク。左腹斜筋を痛めて戦列を離れた影響もあり、2年ぶりに規定投球回に届かなかった。通算14年のキャリアでは9度の2ケタ勝利を記録しており、通算163勝、2558奪三振をマークしている。

来季のブレーブス先発陣はソローカ、マイク・フォルティネビッチ、フリード、ハメルズ、ショーン・ニューカムという顔ぶれになることが予想されるが、マディソン・バムガーナーなど、さらなる補強に動く可能性もあるという。なお、ハメルズ獲得後の最優先事項はジョシュ・ドナルドソンとの再契約であると見られており、まずは強打好守の三塁手の引き留めに全力を注ぐことになりそうだ。

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