昨季の大躍進から一転して苦しいシーズンを送っているトッテナム。
キーラン・トリッピアーがいなくなった右サイドバックは補強ポイントのひとつとされている。
ここでは、『itsroundanditswhite』による「スパーズが1月に獲得すべき右SBたち」を見てみよう。
ウィリアン(ヴォルフスブルク)
チェルシーの彼ではないが、このウィリアンもパンチ力を備えたダイナミックなブラジル人だ。
積極的な守備を武器にするウィリアンは、スパーズの最終ラインに欠けている勤勉なタイプでもある。最高の攻撃力を持っているわけではないが、その守備的資質はほぼ間違いなくプレミアリーグにフィットするはず。
今季のブンデスリーガでは素晴らしいデュエル勝利数を記録しており、タックルのタイミングは完璧だ。相手ウィンガーを止めるだけでなく、そのサイドを完璧に封じ込めることができる。それは今のスパーズができていないことだ。
適切な額のオファーを送れば、ウィリアンを振り向かせることができるはず。
ヤン・ヴァレリー(サウサンプトン)
セインツのアカデミーで育成された20歳のヴァレリー。昨季のマンチェスター・ユナイテッド戦ではオールド・トラッフォードでゴールを奪い、ド派手な自己紹介をしてみせた。
燃えるようなオーバーラップは右サイドに攻撃的なスパイスを加えるのに間違いなく役立つ。また、正確なクロスをハリー・ケインやソン・フンミンらアタッカー陣に供給するはずだ。
セインツで今季もまた残留争いに苦闘するよりも、スパーズでのチャレンジを好むのは間違いないだろう。
サンティアゴ・アリアス(アトレティコ・マドリー)
アトレティコはスパーズから重要な右SBを奪ってそのポジションを補強した。その仕返しをするのはどうだろうか。
アリアスはコロンビア代表の一員としてロシアW杯で大きく名を上げた。だが、アトレティコ移籍後のキャリアは停滞している。トリッピアーの控えに甘んじており、フラストレーションを抱えているのだ。
アリアスはシメオネの厳格なシステムにフィットしていない。トリッピアーのようなキックも持っていないが、W杯で見せたように活発で粘り強さがある。
また、ハードワーカーであり、守備的な貢献と爆発的攻め上がりを続けることができる。チャンスメイクは多くないかもしれないが、相手守備を切り裂くために最前線に飛び出していく。
信頼できる存在であり、短期的なオプションになりうる。