レンジャーズ新球場 各エリアの寸法でOBを称える設計に

レンジャーズは2020年シーズンを新球場のグローブライフ・フィールドで迎える。その新球場の各エリアの寸法が、レンジャーズの歴史を彩った名選手や名監督を称える数字で設計されていることが明らかになった。たとえば、右翼ポールまでの距離は326フィートとなっており、これはジョニー・オーツ元監督の背番号「26」を取り入れたものとなっている。

日本時間12月5日、レンジャーズの若きスラッガー、ジョーイ・ギャロは建設中のグローブライフ・フィールドで初めての打撃練習を行ったあと、「(右翼の)ラインのところに326という数字が見えるのはいいね」と語り、名選手や名監督を称える設計に好意的な反応を示した。

左翼ポールまでの329フィートはエイドリアン・ベルトレイの背番号「29」、左翼フェンスまでの334フィートはノーラン・ライアンの背番号「34」、左中間までの372フィートは本拠地移転初年度の1972年、センター左のブルペンまでの410フィートはマイケル・ヤングの背番号「10」、センターまでの407フィートはイバン・ロドリゲスの背番号「7」、右中間までの374フィートは躍進を遂げて「ターンアラウンド・ギャング」の愛称で親しまれた1974年、右翼ポールまでの326フィートはオーツの背番号「26」を取り入れたものであり、ホームベースから後方のフェンスまでの距離はジャッキー・ロビンソンに敬意を表して42フィートになっているという。事業運営部のロブ・マットウィックは、このアイデアが建設計画の初期段階で浮上したものであることを明らかにした。

本拠地移転当初の本拠地だったアーリントン・スタジアムでは、外野からの強風がスラッガーたちの天敵となり、グローブライフ・パーク・イン・アーリントンは投手と打者にとって公平なスタジアムとして建設されたものの、予想以上に打者有利な環境となった。来季開場するグローブライフ・フィールドはどのような球場になるのか。新球場の特性は、今後のレンジャーズの戦い方にも影響を与えることになるはずだ。

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