ブレーブスとナショナルズがドナルドソンの獲得を目指す

故障により不本意なシーズンを過ごした2018年からの復活を遂げ、37本塁打、94打点、OPS.900の好成績をマークしたジョシュ・ドナルドソンは、日本時間12月5日にナショナル・リーグのカムバック賞を受賞。ハイレベルな攻守を兼ね備えた33歳(まもなく34歳)の三塁手の獲得に興味を示すチームは多く、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールはブレーブスとナショナルズがドナルドソンの獲得を目指していることを伝えている。

今オフに入って積極的な動きを見せているブレーブスは、自軍からフリーエージェントとなったニック・マーケイキス、タイラー・フラワーズ、ダレン・オデイ、クリス・マーティンと再契約を結び、ウィル・スミスとトラビス・ダーノウも獲得。日本時間12月5日にはコール・ハメルズとの契約も発表し、着実に来季向けての戦力を整えている。そのなかで、今季ドナルドソンが担った「四番」と「三塁」が空席のままとなっており、先発投手のさらなる補強を模索するとともに、ドナルドソンとの再契約を目指している。今後はドナルドソンとの再契約を最優先に動いていくことになるだろう。

一方のナショナルズは、自軍からフリーエージェントとなったアンソニー・レンドンとの再契約を目指しているが、マイク・リゾーGMは再契約交渉の長期化を望んでおらず、来週サンディエゴで開催されるウィンター・ミーティング前後までにレンドン側からの返答を得られない場合、三塁手補強のターゲットをドナルドソンに変更する方針だ。現時点では、あくまでもレンドン引き留めに失敗した場合の「プランB」に過ぎないが、レンドンの動向次第では三塁手補強の本命に格上げされる可能性がある。

マイク・ムスターカスがレッズと契約して市場から消えたことにより、三塁手補強を目指すチームの視線はレンドンとドナルドソンに集中している感があり、ウィンター・ミーティングに向けてドナルドソン争奪戦も激しさを増していきそうだ。

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