結婚式に福井愛をぶつけてみた! 福井がぎっしり詰まった結婚式の演出・アイテム19連発!

2015年にひょんなことから福井県にやってきて、そのまま福井県が大好きになってしまった、ライターの江戸しおりです。

3年間、毎月欠かさず東京から福井に遊びに行くほど福井が好きだった私が、先日福井で結婚式を挙げました!

一生でたった一度だけ、自分の好みをこれでもかと押し付けても許される一大イベントということで(許されるのか?笑)

ありったけの福井愛をぶつけてみました!

せっかくなのでこちらで、全ての演出やアイテムを公開させてください!

【婚姻届】越前和紙を手漉きして作りました

婚姻届は、福井県の伝統工芸品「越前和紙」製。
2人で手漉きしたものを提出しました。

役所への提出は問題なくできますし、記念として飾るのにもぴったりなんです!

結婚式当日は、紙すきの様子を紹介した写真と一緒に待合室に飾りました。

受付〜待合室装飾

【前撮り写真で装飾】水晶浜・平泉寺などで撮影

前撮りは、日本一美しいとも言われる「水晶浜」(美浜町)や、1300年の歴史がある苔寺「平泉寺白山神社」(勝山市)などで行いました。

それらの写真を受付や、待合室に行くまでの階段にたくさん貼りました!

【間接照明】越前和紙製の特注品

待合室には、福井の伝統工芸品「越前和紙」製の特注間接照明を置きました。

「飛龍」という技法を用いて、手作業で一つ一つの模様を作りこんでいただきました。

【待合室のテーブルに】越前箪笥のハンドメイドオーダー家具

待合室のテーブルの一つに「越前箪笥」をオマージュした自作のテーブルを置きました。

越前箪笥は越前市で作られている福井県の伝統工芸品で、重厚な金具や漆塗りで仕上げられた和ダンスです。

この特徴を最大限に活かして、自分たちでテーブルを作りました。

金具削り、漆塗り、テーブルの組み立て、塗装など、ほぼ全ての工程に関わったオリジナルのテーブルです。

【アフターセレモニー】福井県の伝統「お菓子まき」

挙式、フラワーシャワー、ブーケトス、バルーンリリースを終えた後、福井県では定番の「お菓子まき」を行いました。

福井には、明治時代後期頃から始まった「まんじゅうまき」という風習があります。

かつては嫁入り当日に、新婦を一目見ようと集まった近所や親戚の人たちに向けて、新郎のお家でまんじゅうまき(餅まきや、手渡すこともあった)を行っていたのです。

その伝統を大切に、現在でも自宅→式場、まんじゅう→お菓子、と場所と内容を変えてお菓子まきをするカップルは多いんだそうです。

とにかく盛り上がったので、おすすめです!

【席次表】模様入りの越前和紙

席次表には福井県の伝統工芸品「越前和紙」を使いました。

特注なので、担当の方の丁寧なヒアリングのもと、一から作りました。

和紙の産地は全国にたくさんあり、紙だけを見て越前和紙かどうかを見極めることはほぼ不可能だそうです。

そこで今回は越前和紙産地ならではの、うっすらと柄の入った和紙を使いました!

披露宴会場装飾

【メインテーブル・ゲストテーブルに】キャンドル風 越前和蝋燭

メインテーブル、ゲストテーブルには、福井県の郷土工芸品「越前和蝋燭」を置きました。

メインテーブルには、周りに越前和紙をあしらった大きなもの↑

ゲストテーブルには小さなものを置きました↓

和蝋燭といえば仏壇などで使うあの変わった形のろうそくですが、それをおしゃれにアレンジしたもので、香りも数種類あるので、インテリアとしても優秀!

現在私の自宅では、リビングのインテリアとしても活躍しています。

【越前和蝋燭の受け皿】越前海岸のガラス工房で2人で手作り

メインテーブルの大きな灯之香は、ロウが垂れることがないので本当は受け皿いらずなのですが、念の為受け皿を用意しました。

越前海岸沿いのガラス工房「ワタリグラススタジオ」さんで、2人で手作りしました。

披露宴演出

【乾杯・引き出物】ふくいブルー(笏谷石)のおちょこ

乾杯には、かつて福井県で採掘されていた「笏谷石」で作った「ふくいブルー」のおちょこを使いました。

この石はもう採掘されていないため「幻の石」と呼ばれるほど貴重なもので、水分に触れると青く輝くという美しさもあります。

おちょこはゲスト全員にお配りして、乾杯や披露宴中に使っていただき、終了後は桐の箱に入れて引き出物としてお持ち帰りいただきました。

【ケーキ入刀】2人で作った越前打刃物

ケーキ入刀には、福井県の伝統工芸品「越前打刃物」を使いました!

この包丁は2人で手作りしたもので、手彫りのイニシャルも入っています。

普段は自宅で使っている料理用の包丁ですが、式場に持ち込んでリボンなどをつけていただきました。

【新婦中座中】地元の日本酒「一本義」ふるまい

私の中座中には、新郎が地酒「一本義 大吟醸熟成酒 一朋」のふるまいをしました。

辛口が特徴的な一本義の中でも、一朋はかなりまろやかで飲みやすい!2人で初めて一緒に飲んだお酒というのもあって選びました。

【余興】新郎もサプライズ参加の「勝山左義長ばやし」

披露宴の最後には、新郎が所属する勝山左義長ばやし保存会の皆様に「勝山左義長ばやし」披露していただきました。

勝山左義長は福井県の無形民俗文化財に指定されている伝統行事で、春を呼ぶ奇祭と呼ばれています。

おどけ仕草で浮かれながら太鼓をたたく様は、見ているだけで楽しくなってしまいます。

新郎が一番太鼓(左義長ばやしの始まりの合図)を担当し、お囃子に参加するサプライズまでしてもらいました!

【両親へのプレゼント】木目がつながる手作りの三連時計

披露宴の最後は、両親に木目がつながる三連時計をプレゼントしました。

1枚の板を3つに分けるので、並べると木目がつながるんです。

「これからも家族として繋がっているよ」という気持ちを込めて、木材選び、カット、デザイン決め、メッセージ入れなどを自分たちで行いました。

三連時計を扱う「木の暮らし」は全国展開のお店ですが、本社は福井県なんです!

お食事

【数量限定ドリンク】厳選地酒3種類

通常の飲み放題メニューに追加して、厳選した以下の3つの地酒を1升ずつ用意しました。

  • 一本義 辛爽系純米吟醸(勝山市)
  • 花垣 純米大吟醸(大野市)
  • 梵・GOLD(鯖江市)

越前そば

お食事の最後には福井のお蕎麦「越前そば」をご用意しました。
器は福井の伝統工芸品「越前漆器」です。

コース料理にお蕎麦が入っているのは珍しいと感じるかもしれませんが、福井では、和食のコース料理でしめに越前そばが出ることが結構多いです。

福井県は日本でも有数のそばの産地。福井県のグルメといえば「越前そば」と答える人も多いです。

また、越前そばはおろしそばで食べるのが定番で、だし、大根おろし、かつお節、ネギが最初からかかっていることが多いのも特徴です。

プチギフト

【プチギフト①】三国の古民家レストラン「LULL」のお菓子

プチギフトとして、坂井市三国にあるフレンチレストラン・LULL(ラル)の小菓子(そば粉のブールドネージュとハートのクッキー)をお渡ししました。

私たち夫婦が記念日にもよく利用する、オーシャンビューの絶景レストランです。

【プチギフト②】COZY COFFEEのドリップパック

小菓子と一緒に、永平寺永平寺町のコーヒー専門店「COZY COFFEE」のドリップパックをお渡ししました。

パッケージに前撮り写真を使いました!

【二次会】福井にまつわる豪華商品を懸けた「福井クイズ」

二次会では、福井にまつわるクイズをしました!

勝者への景品は、越前がに、福井のレストラン・温泉でも使えるカタログギフト2種類を用意しました。

事前準備

指輪磨き

結婚式の1年ほど前から指輪をつけていたので、傷や汚れが目立っていました。

そこで、結婚式前に、福井市のカイドージュエリーさんで、指輪磨きをしました。プロの機械を使って、プロの指導のもと、自分たちで指輪磨きができるんです!

こうして振り返ってみると、本当に福井づくしで自分でもびっくりです(笑)

ライスシャワーに福井のコシヒカリかいちほまれを使おうか、という話もあったのですが、勿体無いのでやめたという裏話も…。

これから結婚式をするみなさまのヒントになれば幸いです!

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