ミシュラン二つ星の寿司を盛るガラス皿 意外な原料は 沖縄2企業が開発

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再生ガラスの皿にすしを盛る「二鶴」店主の船橋節男さん=11月19日、宜野湾市大山

 琉球ガラス製品の製作・販売を手掛けるRGC(沖縄県糸満市、稲嶺佳乃社長)は11月19日、廃自動車のサイドガラスを原料にした皿やコップを使った料理イベント「Dining For Ryukyu(ダイニングフォー琉球)」を宜野湾市内で関係者向けに開いた。創業50年になる北九州市の老舗すし屋で「ミシュランガイド」の「二つ星」を2回連続で獲得した「二鶴(にかく)」から、店主の船橋節男さんを招き、赤酢が特徴の江戸前すしで皿を彩った。

 皿やコップの原料は、廃自動車のガラスの中でも飛散防止フィルムや熱線が混ざっていない側面部分。薄い緑色と、スモークガラスの黒色の2種類がある。

 RGCが「持続可能な社会づくりに寄与したい」として、鉄・非鉄スクラップの加工処理や、リサイクル事業を手掛ける拓南商事(うるま市、川上哲史社長)と共同で開発した。「mado(窓)シリーズ」と名付け、現在は琉球ガラス村の施設内と同施設のオンラインショップで販売している。

 料理は環境に配慮し、底引き網ではなく一本釣りにこだわった魚を中心に使用。糸満漁業協同組合の役員らが出席し、今後のイベントのアイデアを練った。一般向けには来夏、同シリーズに泡盛や県産食材を組み合わせ、琉球ガラス村の施設内でイベントを始める予定。