長崎県職員「災害は追い風」発言 再発防ぐと知事 長崎県議会一般質問

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 長崎県東彼川棚町での石木ダム建設事業を巡り、県河川課長が「災害は追い風」という趣旨の発言をし、反対住民らが反発している問題で、中村法道知事は5日、「(職員を)指導、監督する立場として残念だ。今後は再発防止に努めたい」と述べた。定例県議会一般質問で答弁した。

 河川課長は10月、同町内であった推進派議員らの意見交換会に出席し、発言。その後、「不適切だった」として撤回した。反対派は知事の謝罪を求めている。

 堀江ひとみ議員(共産)が謝罪の考えを問いただしたのに対し、中村知事は「(発言は)言葉足らずのところがあり、誤解を招きかねない表現」だったと答弁。課長が既におわびしていると説明するにとどめ、自身の謝罪については明言を避けた。

 その上で、中村知事は川棚川の治水に関し、河川改修とダム建設を組み合わせるのが最良だとあらためて強調。ダムの必要性について「ご理解いただけるよう努める」と答えた。