熊本市電子図書館を開設 児童書、文学…5000点 スマホで手軽

©株式会社熊本日日新聞社

熊本市が開設した電子図書館のホームページ

 熊本市は「電子図書館」を開設し、パソコンやスマートフォン、タブレット端末で読める電子書籍の貸し出しを始めた。自宅にいながらいつでも借りられる手軽さが魅力。若者を中心に新たな利用者の掘り起こしを目指す。

 利用できるのは同市に居住、または通勤・通学する市立図書館の登録者。市は電子図書館の開設費用として、書籍購入費やシステム構築費など約1250万円を投じた。

 市立図書館のホームページから利用者IDとパスワードを入力すると、3点まで借りることができる。2週間の貸し出し期間を過ぎると自動的に読めなくなる。予約もでき、貸し出し可能になればメールで知らせる。

 蔵書数は著作権が消滅するなどした電子書籍を中心に約5千点。児童書や旅行ガイドなどの実用書、文学が中心で、一部は文字拡大や音声読み上げ、外国語表示の機能もある。本年度中に6500点まで増やし、3年後は1万点を目指す。

 市立図書館によると、2018年度に本が借りられる市内の22施設を利用した人は80万6218人で、4年前より13万788人増加。40~60歳以上が増える一方、19~29歳は6655人減った。

 市立図書館の坂本三智雄館長は「電子書籍を通じて若い人たちに活字を楽しんでもらい、図書館に足を運ぶきっかけになればうれしい」と話している。(久保田尚之)

(2019年12月6日付 熊本日日新聞朝刊掲載)