ミスター純心 防犯呼び掛け 住吉で浦上署員らと

市民に特殊詐欺などの各種防犯を呼び掛けたチラシを配る江口さん(左)=長崎市住吉町

 「犯罪なく3(さん)ば運動」の推進と年末年始の警戒活動期間に合わせて、浦上署や同地区防犯協会連合会などは5日、長崎市住吉町の住吉商店街周辺で「年末防犯キャンペーン」をした。第1回「ミスター純心」グランプリに輝いた長崎純心大1年の江口広大さん(19)が一日警察署長として参加し、署員らと一緒に窃盗や特殊詐欺などの被害防止を呼び掛けた。

 キャンペーンは毎年実施。池園直隆署長から委嘱状とたすきを受け取った江口さんを中心に、約100人が防犯チラシや紅白餅など計千セットを住民に配った。江口さんは「地域の安全安心に少しでも貢献できるよう努めた。今後は地域の人とのあいさつなどコミュニケーションを大事にしていきたい」と話した。

 浦上署によると、今年1月から10月までの管内刑法犯認知件数は294件(前年同期比20件減)。このうち万引が70件で約4割を占めている。

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