グランダル流出のブリュワーズ 好打のナルバエスを獲得

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フリーエージェントとなったヤスマニ・グランダルがホワイトソックスと契約してから2週間が経ち、ブリュワーズは代役の確保に成功した。日本時間12月6日、ブリュワーズはマリナーズとのトレードが成立したことを発表。「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団24位にランクインしていたアダム・ヒルと来年のドラフトにおける戦力均衡ラウンドB(2巡目と3巡目の間)の指名権をマリナーズへ放出し、今季22本塁打のオマー・ナルバエスの獲得に成功した。

今季のナルバエスは、マリナーズ打線のなかで最も安定した活躍を見せた打者の1人であり、132試合に出場して打率.278、22本塁打、55打点、OPS.813をマーク。守備面の不安は付きまとうものの、少なくとも打撃面ではグランダルの穴を埋めることのできる可能性のある選手である。また、来季が年俸調停期間の1年目であり、あと3年保有できることを考えると、ブリュワーズにとって良い補強になったと言えるのではないだろうか。

ナルバエスは「トレードされるという噂は聞いていた。毎朝ニュースをチェックしていたよ」と自身の動向をずっと気にしていた様子。「ブリュワーズに加わることができて本当に嬉しい。勝てるチームだからね。移籍するなら勝てるチームが良いと思っていたんだ」とポストシーズン進出を狙えるチームへの加入を喜んだ。

打撃面ではグランダルに匹敵する能力を誇るナルバエスだが、守備面ではフレーミングの技術も含めて大きな不安を抱えており、ブリュワーズのデービッド・スターンズ野球部門社長は好守のマニー・ピーニャとの併用を考えているという。ナルバエスは今季の22本塁打のうち20本を右投手から放っており、右投手に対してOPS.836をマーク。一方、ピーニャは左投手に対して81打席のみながらOPS.965を記録しており、強力なプラトーン体制となる。

ナルバエスは同じベネズエラ出身のピーニャから守備面について学ぶことに意欲を見せており、新天地で攻守のバランスが取れた好捕手へと成長していくことが期待される。