ツインズが右腕・ピネイダと再契約 2年2000万ドルとの報道

先発投手の補強が急務となっており、ザック・ウィーラーの獲得に失敗したツインズが、迅速に次の手を打った。日本時間12月6日、関係者がMLB公式サイトのジェシー・サンチェスに伝えたところによると、ツインズは自軍からフリーエージェントとなった先発右腕、マイケル・ピネイダと再契約を結ぶことで合意に至ったようだ。総額2000万ドルの2年契約であることが報じられている。

来年1月に31歳の誕生日を迎えるピネイダは、今季ツインズで26試合に先発して146イニングを投げ、11勝5敗、防御率4.01、140奪三振をマーク。ホゼ・ベリオス、ジェイク・オドリッジ、カイル・ギブソン、マーティン・ペレスとともに「2ケタ勝利クインテット」を形成した。ツインズは、今季終了後にベリオス以外の4人がフリーエージェントとなり、オドリッジはクオリファイング・オファーを受諾して残留が決まったものの、ギブソンはレンジャーズと契約。先発ローテーションの3枠が空席となり、先発投手の補強が急務となっていた。

2011年にマリナーズでデビューし、新人ながら9勝10敗、防御率3.74とまずまずの活躍を見せたピネイダは、2012年1月にヤンキースへ移籍したものの、右肩の故障により2年間を全休。2014年に13先発で防御率1.89と復活を遂げ、2015年からの3シーズンで合計26勝をマークしたが、2017年途中にトミー・ジョン手術を受けたため、ツインズ加入1年目の2018年は再び全休となった。そして今季は先発ローテーションの一角を担い、4年ぶり2度目の2ケタ勝利をマークした。

ただし、ピネイダは今年9月に薬物規定違反が発覚して60試合の出場停止処分を受けており、9月の大半とポストシーズンを欠場。来季も開幕からの39試合は出場不可となる。ピネイダの不在期間は若手投手の起用などでやりくりすると見られるが、まだ先発ローテーションには2つの空席があり、ツインズは今後も先発投手の補強に動くことになるだろう。

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