熱血・松岡修造&辛口・川淵三郎が“先生”たちの悩みを一緒に考え応援!

テレビ朝日系では、12月14日に「松岡修造の『聞いてください!先生も悩んでます!』」(午後6:56)を放送する。司会を務める松岡修造と進行の滝川クリステル、劇団ひとり、ご意見番として出演する川淵三郎が収録後に見どころを語った。

同番組は普段、立場上弱い顔を見せることのできない“先生”と呼ばれる人たちの“悩み”を全国で徹底調査し、その悩みを松岡による再現ドラマで紹介するバラエティー。松岡らほか、ゲストにカジザック、菊池桃子、長嶋一茂、東尾理子、山口もえを迎え、熱血・松岡&辛口・川淵が先生の悩みを聞き、一緒に考え応援する。収録を終え松岡は「やらせていただいて良かったなって。もちろん内容的に暗い部分がありますけど、結局、先生に目が行くっていうか注目してもらう機会がすごく少なってきていて。で、最終的に見た人が先生になりたいって思える、そういう光っていうのが少しは見てくれたのかなっていう気がして。あとは、先生が本当に悩んでいたということを間近で知れたことが一番うれしかった」と振り返った。

また、滝川は「たまたま私も子どもが生まれるタイミングで、このお仕事を引き受けさせていただいて。また、川淵さんのお孫さんが、そういう現場に志望されて。そういう夢がある仕事だっていうことは近くでも感じられるので、それを上回るメリットというものをやっぱり出すべきだとも思うんですね。でもデメリットの部分は、根本的な問題というものは、そこを説明する責任というのは、大人に本当に必要なことなんだなというのをすごく感じました。自分もこれから子どもが生まれる立場なので、大人の理論というか、本当に心底、心を込めて、ポジティブな気持ちで話し合えるというところを作っていってほしいなと思います」と述べた。

そして劇団は「本当に、かなりリアルな重々しいテーマが数々出てきて、修造さんがいて助かったというか。みんながダークサイドに引っ張られそうな時に、修造さんがポジティブにもっていってくれるので、いいバランスで収録できたんじゃないかなと思います」とコメント。川淵は「やっぱり修造の熱気がこの番組を支えたというので。僕の孫は来年から小学校の先生になるのですが、“ティーチャーズ・モンスターペアレンツ”になろうと思っています。“先生のモンスターペアレンツ”(笑)。『先生にもペアレンツがいるんだぞ! モンスターの』っていう(笑)。なんかあったら言って来いと言ってるんでね。だから今日みたいな問題を多くの人が知って、先生を勇気づけてあげようという気風をこの番組から皆さんが感じ取ってもらったと思うから、それが今日の番組の値打ちだよね」と本番組のテーマに触れた。

印象に残ったことについて、松岡は「一番大変だなというところは、自分自身の情熱とか本気というものを出せない社会になりつつあるっていうところなんじゃないですかね。本当にやりたいんだけど、その伝え方がやっちゃいけないことが多すぎて。『これって俺が望んでた職なのかよ』って思うことが一番残念だなって。やっぱり先生は輝いていてほしいし、そのためには輝ける環境を、国がそういう形で支えていく方向性を見つけないといけないんだなというのは正直思いました」と語った。

滝川は「すべてにおいて驚く内容でしたね。すべて根深いテーマだったなと思うので、どれが印象に残るかというと、すべて残っています」と話し、劇団も「率直に言うとブラックな感じは印象としてありました。先生の人間性とかボランティア精神に甘んじていて、かなりシステムとしては崩壊しているんじゃないかなあと思って。この番組が何かきっかけになってくれたらありがたいですね。土日返上だとか、ここまでブラックだとは思っていなかったです。部活で遠征した時に、その交通費とかも支給されないだとかっていうのは、ちょっと考えられなかったですね」と、ともに驚きを明かした。

そして、再現VTRで演技をしていることについて松岡は、「話を聞いていると、本当にきつい内容なんですよ。だから、どこかで笑顔にしなきゃいけないとは思いましたね」と明かし、「やっぱり今の日本の現状を伝える。それをある意味笑いながら、そして本気に感じてほしいっていうこと。見た時に先生だけじゃなくて、みんなが『よし! 変わろう! 応援していこう』って、みんなが応援していく方向性の番組だと思います。だからこそ中途半端に見るな」と熱くアピールした。

最後に、川淵が滝川に向かって「『無事ご出産を』というのは、英語でなんて言うの?」と聞いたが、滝川は「英語ですか? 私フランス語なんで(笑)」と笑顔で答えていた。

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