2000万減の鷹・長谷川勇が苦悩の胸中告白 「もういいや」も「凄い打撃が…」

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契約更改に臨んだソフトバンク・長谷川勇也【写真:藤浦一都】

8000万円で契約を更改「もっと下げられるかと思った」

 ソフトバンクの長谷川勇也外野手が6日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の年俸1億円から2000万円ダウンとなる8000万円でサインした。来年35歳になるベテランは「もっと下げられるかと思っていました。ちょっとぐらい期待されているのかなと思いました」と振り返った。(金額は推定)

 2013年にシーズン198安打を放ち、打率.341で首位打者と最多安打のタイトルを獲得した長谷川。今季はわずか25試合の出場だったが、打率.302、3本塁打の成績を残した。ここ1番での勝負強さは健在で、今季も後半戦からポストシーズンにかけて重要な戦力となった。

 ただ、今季は1軍と2軍を往復。2度目の登録抹消となった8月21日の時点で打率.342という高打率をマークしている中での登録抹消に「正直、今年は心が折られました。もういいや、と一瞬なった」と、なかなか報われない日々に諦めかけた瞬間もあったという。

 ただ、これまで猛練習を重ね、春季キャンプでは1日1000スイングを超える練習量を重ねた。「もういいや、と一瞬なっても、自分のバッティングがそうさせてくれなかった。そう思っても凄いバッティングが出来ていた。それが自分を繋ぎ止めてくれた。技術に守られたと実感した」。自らも驚くほどの打撃ができていたことが心を繋ぎ止めた。

「それくらい体に染み込んでいる。それだけやってきたから、アレもコレもじゃなく引き算で考えられる」と、自らの打撃に手応えを感じる1年にもなった。

「2軍でやってきたことを出せたな、まだまだやれるという手応えを掴んだ試合もありました。年取ってきて色んなところにガタはきているけど、バットは錆びるどころか鋭さを増してきている。試合数を増やせれば、打撃成績は出る自信がある」と語る2013年の首位打者。まだまだ、その打撃技術は健在だ。再び、輝く日はやってくるか。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)