おしえて!!歯医者さん

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◆第42回酸蝕(さんしょく)症について

◇質問
炭酸飲料を飲み過ぎると歯が溶けると聞きましたが、本当ですか?

◇回答
歯は毎日の生活の中で必要不可欠な臓器であり、使用することで日々すり減っています。また、食事で最初に食品と触れるのが歯であり、食事内容や摂取方法次第で、歯に大きな影響を及ぼします。
近年、むし歯・歯周病に続く第3の歯の疾患として、Tooth Wearという言葉が注目されています。これは歯のすり減りを意味し、その代表的なものが酸蝕症です。

普段、食事などでお口の中が酸性環境になっても、唾液の力で中和してくれます。しかし、酸性飲食物(柑橘類や炭酸飲料)の過剰摂取、逆流性食道炎や摂食障害による胃酸の逆流などで、お口の中が長時間酸性環境にある方は、酸により歯が溶け出します。これが酸蝕症です。ある調査によると、日本人の4人に1人が酸蝕症であると言われています。

歯は、外層のエナメル質と内層の象牙質からできています。酸蝕症になると、まずエナメル質がダメージを受け、歯の表面が白く濁ります。さらに進行すると、エナメル質がなくなり、象牙質が露出するので、歯が黄色く見えます。象牙質が露出すると、歯がしみる等の症状がでてきます。

酸蝕症の予防として、まずは生活習慣の改善です。市販飲料の70%以上が酸性飲料と言われています。お茶や牛乳に変更するか、酸性飲料を飲む場合は、ダラダラ飲まないといった工夫が必要です。また、逆流性食道炎や摂食障害の疑いがある方は、医科の受診をお勧めします。

酸蝕症の治療として、歯がしみる場合は、知覚過敏抑制剤や専用歯磨剤の使用、歯が高度にすり減っている場合は、詰め物や被せ物の治療が必要です。これらの症状が当てはまる場合は、歯科医院を受診してください。
(吉野川市歯科医師会)

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