親会社・取引先などの支援に感謝  浸水の工業団地 1ヵ月半ぶりに一部で操業再開 長野

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浸水被害を受けた長野市穂保の工業団地の一部でも、操業再開の動きが出ています。親会社や取引先などから支援を受け、今月2日に操業を再開した企業を取材しました。

被災した会社に1ヵ月半ぶりに戻った従業員たちの姿。長野市穂保にある産業用冷熱機器製造の「リオン熱学」です。

リオン熱学・塚田潔常務:

「1ヵ月半ぶりに本社での業務再開にこぎつけました。きょうを新たなスタートということで進めてほしい」

会社のある「北部工業団地」は、千曲川の堤防決壊により多くの事業所が浸水被害にあいました。「リオン熱学」も2メートル近くまで浸水。事務所や工場に泥水が流れ込み、操業休止を余儀なくされました。

リオン熱学・塚田潔常務:

「泥が大変すごくて。絶句して言葉が出なかった」

社員総出で片付けに追われる中、救いの手を差し伸べたのが親会社や取引先などです。

須坂市にある親会社の「オリオン機械」が、工場の一部と会議室を提供し、被災1週間後には、そこで業務を再開させました。会社の片付けや、水没した機械の更新も取引先やメーカーなどの協力があり素早く進みました。

リオン熱学・塚田潔常務:

「(オリオン機械から)『工場の一角を貸すから、(生産を)止めないで業務を再開できる方法を探そう』と。お客さまへの迷惑も最短の期間ですますことができた」

そして今月2日。1ヵ月半ぶりに本社で業務を再開させることができました。

社員:

「みなさんの協力をいただいて早く復興できてよかった」

「気分新たに一から始める感じで、これから頑張りたい」

製品の組み立ては、現在もオリオン機械の工場と並行で行っていますが、今月20日からは、全て本社の工場に戻す予定です。

リオン熱学・塚田潔常務:

「ご協力によって私どもも再開できて、業務ができるということを心に刻んで、期待に応えられるように進めていきたい」