渋野「東京五輪 金メダル取る」 凱旋の岡山で会見、意気込み語る

©株式会社山陽新聞社

記者会見で笑顔を見せる渋野日向子選手=岡山県庁

 女子ゴルフの渋野日向子選手(21)=岡山市出身、RSK山陽放送=が6日、岡山県庁で記者会見し、8月のAIG全英女子オープンで日本勢42年ぶりのメジャー制覇を成し遂げた飛躍の1年を振り返るとともに、「自国開催の五輪に出られる機会はなかなかない。チャンスを絶対つかみ、金メダルを取りたい」と来年の東京五輪への意気込みを語った。

 全英の優勝で世界ランキングが日本勢2番手に急浮上し、五輪が明確な目標になった。「(世界ランキングを基にした五輪ランキングで)上位2人が出られるのは知っていたので、そこから強く意識した」。アスリートなら誰もが目指すという最高峰の舞台を射程に捉え、「日本でやるアドバンテージもある」と金メダル獲得を思い描いた。

 昨夏のプロテストに合格した渋野選手は実質ツアー1年目の今季、全英に加え、国内では5月の四大大会で初優勝を飾るなど4勝を挙げた。全英以降は大勢のギャラリーが一挙手一投足に注目する“しぶこフィーバー”が巻き起こり、「そうした環境でプレーできることはプロゴルファーとして本当にうれしいこと」と応援に感謝。「結果を出し、支えてくれる岡山や地元の皆さんに喜んでもらうことを目標にやってきたので、実現できて良かった」と代名詞の笑顔で激動の1年を総括した。

 会見では「あの時のことは一度も忘れたことがない」とプロテスト前に発生した西日本豪雨にも言及した。岡山に甚大な被害をもたらし、テストを受けるべきか迷いもあった中、被災者から「ゴルフで勇気づけて」と声を掛けられ背中を押された。「プレーで元気を届けるのが私のやるべきことと実感した。いろんなことに気付かされた災害の経験が、原動力になった部分はある。これからも被災地の元気のため、もっともっと頑張りたい」と決意を新たにした。