今年も恒例のスーパーGT表彰式『SUPER GT HEROES』開催。関係者が一年をねぎらう

 12月6日、東京都目黒区のウェスティンホテル東京で、2019年のスーパーGTに参戦したチーム、ドライバー、関係者が一堂に会し年間表彰式『SUPER GT HEROES』が開催され、シーズンの戦いを振り返りながら、和やかな雰囲気のなかで表彰が行われた。

 この『SUPER GT HEROES』は、スーパーGTのステータス向上を目指し2015年から毎年開催されている年間表彰式。「スーパーGTに関わるすべての人たちがヒーロー」というコンセプトのもと、今年も恵比寿のウェスティンホテル東京を舞台として開催され、着飾ったGTドライバーをはじめチーム首脳陣やスタッフが集まった。

 今年も会場前のロビーにGT500チャンピオンマシンのWAKO’S 4CR LC500、GT300チャンピオンのARTA NSX GT3が展示され、18時30分からパーティがスタート。シーズンを支えたスポンサーの表彰、自由民主党モータースポーツ議員連盟の古屋圭司衆議院議員のあいさつ、さらにテレビ東京『SUPER GT+』による番組特別表彰式が行われ、GTプラス大賞にはWAKO’S 4CR LC500の大嶋和也と山下健太が選ばれた。

 料理を楽しみながらの歓談を経てスタートした表彰式では、まずはFIA-F4から表彰。チャンピオンを獲得した佐藤蓮、2位の三宅淳詞、3位の川合孝汰、さらにインディペンデントカップ王者の佐藤セルゲイビッチ、3位の仲尾恵史が登壇した。

 これに続いてGT300クラス、GT500クラスのチームランキングトップ3、そしてドライバーズランキングでの両クラストップ3が表彰された。各トロフィーに加え、チームランキングの各トップ3、両クラスのドライバーズチャンピオン、さらに11月に行われたスーパーGT×DTM特別交流戦、auto sport Web Sprint Cupのウイナーには、GTA坂東正明代表が購入した南伊豆産の伊勢エビが贈られた。また、各クラスのチャンピオンドライバーには、昨年同様クストスのドライバーの名入りチャンピオンウォッチが進呈されている。

「今年は17年ぶりにチャンピオンを獲ることができました。これも支えてくださった皆さんのおかげです」とARTA NSX GT3の高木真一が語れば、チームメイトの福住仁嶺は「本当に恵まれた環境のなか、高木さんと一緒に皆さんといいレースができ、デビューイヤーでチャンピオンを獲ることができました」と笑顔でコメントした。

 また、GT500チャンピオンを獲得したWAKO’S 4CR LC500の大嶋和也は「僕としてはGT500に参戦して11年目で、チャンピオンを獲ることができました。その間いろいろなことがあり、結果が出ない時期もありましたが、こうして皆さんに恩返しできました」と語った。

「チャンピオンが獲れてプレッシャーからも解放されましたが、来年はもっと自分らしいレースをしたいと思っています」と大嶋は語ると、チームランキングが2位だったこともあり、脇阪寿一監督を“チャンピオン”として登壇させるシーンも。会場からは拍手も上がった。

 また「1年間通して安定したクルマに乗せていただき、チーム、TRDの皆さんに感謝しています。僕は来年……どうなるか分かりませんが(笑)、連覇を目指してがんばりたいと思います」とWEC参戦からストーブリーグの渦中にいる山下健太はコメントで笑いをとった。

 会の最後には、GTアソシエイションのメンバーが整列し、坂東正明代表からあいさつ。2020年に向けてさらにレースを盛り上げるべく、エントラントへの協力を求めた。

ウェスティンホテル東京に展示されたWAKO’S 4CR LC500
SUPER GT HEROESの様子
SUPER GT HEROESの様子
SUPER GT HEROES表彰式の様子
SUPER GT HEROES表彰式の様子
SUPER GT HEROES表彰式の様子
SUPER GT HEROES表彰式の様子
SUPER GT HEROES表彰式の様子
SUPER GT HEROES表彰式の様子
SUPER GT HEROESの様子
SUPER GT HEROES表彰式の様子
SUPER GT HEROES表彰式の様子
SUPER GT HEROES表彰式の様子
SUPER GT HEROES表彰式の様子
SUPER GT HEROES表彰式の様子
会場前には、トヨタ自動車豊田章男社長からのメッセージも展示された。
会場前には、トヨタ自動車豊田章男社長からのメッセージも展示された。“名指し”メッセージが入った平手晃平と。
SUPER GT HEROES表彰式の様子

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