エヌタスTカード利用8万人 16日からキャンペーン

利用者が8万人を超えたエヌタスTカード

 長崎自動車(長崎市)が9月にサービスを開始した地域ICカード「エヌタスTカード」の利用者が8万人を突破した。16日から記念キャンペーンを実施する。一方、既存の「長崎スマートカード」は27日を最後に長崎バスグループでは利用できなくなる。
 運営会社エヌタス(同市)によると、1日時点で累計発行枚数が8万1636枚に達した。うちクレジット機能付きは7419枚。同グループの長崎バスとさいかい交通(西海市)の全路線バス、長崎市近郊のタクシー約1300台や、約160の加盟店などで使える。利用額に応じて全国共通「Tポイント」が貯まり、電子マネー「エヌタスマネー」に交換して乗車や買い物、飲食に再度使える。
 エヌタスは「今後も皆さまに愛され、発展する地域カードに育てる」としている。
 記念キャンペーンは16日から来年1月5日までに、計2500円以上のエヌタスマネーを利用した人が対象。抽選で1500人にTポイント500ポイントを贈る。計300ポイント以上のTポイントをエヌタスマネーに交換すると、Tポイント100ポイントをプレゼントする。
 スマートカードについては、長崎バスグループは27日で利用を終了し、エヌタスTカードに完全移行する。一方、県営バスや西肥バス、路面電車などの県内外7社局は「nagasaki nimoca(ナガサキニモカ)」を導入する来年春までスマートカードの発行を継続。来年夏ごろまで利用できる予定。

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