北関東3県知事 首相に豚コレラ対策要望 関東全域でワクチンを

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安倍晋三首相(右)に要請書を手渡す北関東3県の知事=首相官邸

大井川和彦知事ら北関東3県の知事は6日、首相官邸に安倍晋三首相を訪ね、豚コレラ(CSF)対策として、感染が確認されていない本県を含めた関東全域でワクチン接種ができるよう求めた。

接種地域の対象は、飼育する豚や野生イノシシの感染が見つかった群馬や埼玉など12県で、隣接する本県や栃木などは対象外。大井川知事は山本一太群馬県知事、福田富一栃木県知事とともに、必要なワクチンを早期に確保した上で、関東全域で接種できるよう要求。接種した豚肉の価格が下がらないような風評対策も求めた。

山本知事は「関東は全国有数の養豚地域で、緊迫した状況が続いている。できるだけ早く広域で接種できるようお願いしたい」と述べた。

また、アジアで感染が拡大しているアフリカ豚コレラ(ASF)の侵入防止のため、茨城空港の水際対策強化も要望。大井川知事は「茨城空港は中国便が増えており、対策は待ったなし。まだ地方空港まで手が回っていないので、至急の対策を」と訴えた。

安倍首相は「生産者の不安を少しでも解消できるよう、関係者の意見を聞きながら対応したい。政府としてCSFの収束に向け、あらゆる措置を講じたい」と応えた。(高岡健作)