信長の居城、安土城を油絵に 大河ドラマ放映前に滋賀県に寄託

©株式会社京都新聞社

水原一夫さん(中央)と俊彦さん(左)が県に寄託した安土城の天主とその周辺を描いた油絵=大津市・県庁

 滋賀県近江八幡市の会社役員水原一夫さん(77)と長男俊彦さん(45)が4日、画家に依頼して制作した安土城の油絵を県に寄託した。城主織田信長が登場する来年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の放映を前に、2人は「観光PRに活用してほしい」と話している。

 大津市在住のブライアン・ウィリアムズ氏の作品。表面が湾曲した100号のキャンバスに、琵琶湖のそばに立つ安土城の天主とその周辺の様子が描かれており、立体的に見えるのが特徴だ。
 一夫さんが2年前にウィリアムズ氏に依頼し、1年半がかりで完成させた。元愛知産業大学長の故内藤昌氏が作成した安土城の図面を参考に、ウィリアムズ氏を伴って10回以上安土城跡(近江八幡市安土町)やその周辺を歩いたり、信長の一代記「信長公記」を読み返したりして想像を膨らませた。
 この日、大津市の県庁を訪れた一夫さんは「全国から集まる信長ファンに、幻の名城とされる安土城の姿を少しでも感じてもらえたら」と話した。三日月大造知事は当面、来客向けに知事室に飾る考えを示した。