西武・外崎選手(弘前出身)今季振り返る/攻守にフル回転、リーグ連覇に貢献/来季目標は「30盗塁」

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「30盗塁」を来シーズンの目標に掲げ、さらなる飛躍を誓う外崎選手=5日、埼玉県所沢市の球団事務所

 プロ野球・埼玉西武ライオンズで攻守にわたる活躍を見せ、チームのパ・リーグ2連覇に貢献した外崎修汰選手(26)=青森県弘前市出身、弘前実-富士大出。5年目の今季は、自身初の全試合出場、自己最多となる26本塁打、90打点と充実したシーズンとなり、青森県出身のプロ選手(高校だけ青森県の選手を除く)として歴代最高の数字を残した。いまや、西武のカオとなった外崎選手。来季は、まだ成し遂げたことのない「30盗塁」を目標に掲げ、「しっかり成績を残して、活躍する姿を青森県の人たちに見せたい」と意気込みを語った。

 6日までに、埼玉県所沢市の球団事務所で東奥日報紙取材に応じた。

 本職は内野手ながら、どこでも守れる「ユーティリティープレーヤー」の代名詞となった外崎選手。昨季までは外野が多かったが、正二塁手だった浅村栄斗選手が楽天にFA移籍したことに伴い、今季は開幕から主に二塁を守った。本格的に守るのは大学以来とあって失策も多かったが「(源田壮亮選手との)二遊間はしっくり来て楽しかった。できることなら来季も二塁を守りたい」と語る。

 打撃は当初、伸び悩んだ。開幕戦の相手ソフトバンク・千賀滉大投手の球が想像以上だったといい「あれで自分の構えが簡単に崩れた」。その後、ほぼ日替わりでフォームを修正し「4、5月は打席に立つことが怖かった」とも。フォームが安定してきた交流戦以降、打率は上昇、2割7分4厘の最終成績を残した。

 熾烈(しれつ)な優勝争いを演じるチーム状態に合わせるように本塁打や打点を積み重ね、最終的に自己最高を記録したが、意外にも打点などは意識していないとか。「絶対に点数が必要な場面なら意識するけど、他はあんまり。本塁打もたまたまです。はい(笑)」と至って謙虚だ。

 一方、三振数132はリーグワースト4位。こちらも気にしていないかと思いきや「三振はすごい気にしてます(笑)。見ている人は『何で三振するんだろう』と思っているかもしれないけど、やっている方は『何で当たらないんだろう』ってなる」と苦笑いを浮かべた。

 5月29日には、弘前市で行われた楽天戦に出場、故郷に錦を飾った。「知り合いもいたし、ビジターなのに、たくさん応援してくれた。不思議な感じで緊張した」と振り返りつつ「弘前市、青森県で野球を頑張っている子どもたちに見てもらえたのは良かった。また来たい」と地元への思いを寄せる。

 来季の目標を色紙に書いてもらった。「何だろう。うーん、ケガをしない-だと物足りないですかね」としばらく考え込んだ末に書いたのは「30盗塁」。今季は22盗塁で、自身の最高は昨季の25。「いけるという感じはあるけど、なぜか毎年クリアできない。例年以上にもっと意識して、アウトになるのを怖がらず、どんどん走っていきたい」。大学時代に盗塁王を獲得した自負がにじんだ。

 来季の年俸は倍増の約1億4千万円(推定)。「初めて大台超えた。これを続けないと意味がない。しっかり成績を残したい」と先を見据えた。

とのさき・しゅうた 1992年生まれ。弘前市出身。弘前実業高から富士大へ進み、北東北大学野球リーグでは打点王、盗塁王、首位打者を獲得。2014年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズ入団。17年のアジアプロ野球では日本代表入りしMVPに選ばれた。18年の日米野球、今年11月の国際大会「プレミア12」でも日本代表メンバーに名を連ね、プレミア12では日本の初優勝に貢献した。177センチ、78キロ。右投げ右打ち>