ラグビー元日本代表・今泉さんが十和田で講演/「成功イメージつくり、やるべきこと逆算し考える」

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三農ラグビー部員に「オーリングテスト」を行う今泉さん(左)

 ラグビー元日本代表バックスで、人材育成・組織開発・アスリート育成コンサルタントを務める今泉清さん(52)が5日夜、青森県十和田市のサン・ロイヤルとわだで「ラグビーW杯に学ぶ最強チームのつくり方」と題して講演した。市内の商工・経済関係者ら約150人に対し、ラグビー日本代表が躍進した背景を解説しながら、成果を上げる組織づくりを指南した。

 同市内の青森銀行各支店の後援組織「あおぎん十和田地区青友会」の合同講演会で講師を務めた。今泉さんは大分舞鶴、早大、サントリーでプレー、1995年のW杯南アフリカ大会の日本代表に選出された。

 今泉さんは、前回W杯で南アフリカを破った日本を指揮したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の指導法に触れ「頭の中でうまくいっている自分たちのイメージをつくり、そこから逆算して今何を積み上げるべきかを考えよう」と、成功のイメージから逆算する発想を提案した。

 当時、南アフリカに勝つと宣言したジョーンズHCは「彼らの3倍走れるようになれば勝てる」と代表に毎朝5時から一日5回の猛練習を課し、選手側の意識も変化。今泉さんは「歴史を変えるという『目的』、8強入りという『目標』があり、その実現手段として猛練習があった」と説明、チーム全体が勝つイメージを共有していたと語った。

 また「いいパフォーマンスのためには自信、いい自己イメージが必要」と強調。聴講者に、親指と人さし指で作った輪を他人に引っ張ってもらうオーリングテストを体験させ「自分が思い浮かべるポジティブ、ネガティブなイメージで輪の強さが変わるはず。脳にいいイメージをうまくセットすることが大事だ」と勧めていた。