55メートル超のビル2棟を承認 高さ制限緩和後初 熊本市

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 熊本市は6日、市中心部で新築や建て替えを予定しているビル2棟が、市の景観計画で定める建物の高さ基準(海抜55メートル)を超える計画を特例として承認した。

 中央区新市街の「熊本新市街ホテル・店舗複合開発新築」(仮称、海抜59・95メートル)と、同区辛島町の「日本生命熊本ビル建て替え」(仮称、海抜56・9メートル)の2計画。市景観審議会の助言を受け大西一史市長が認めた。

 2棟とも、熊本城からの景観が損なわれないことや、敷地の一部に歩行者などが利用できる「公開空地」を設けることなどの条件を満たした。このうち「日本生命-」は景観審の指摘で、建物外観が周囲の景観になじむよう事業者側が一部を黒から灰色へ変更した。

 市は8月下旬、経済団体や行政など各界のトップでつくる「くまもと都市戦略会議」で高さ制限の緩和を打ち出した。今回のビル2棟は緩和後、初の審議対象だった。

 市都市整備景観課は「高さ基準を超える建物の計画については、今後も1件ずつ丁寧に審議する」としている。(山口尚久)

(2019年12月7日付 熊本日日新聞朝刊掲載)