佐世保・ボウリング場跡地にオフィスビル着工 ラッキー自動車

安全祈願祭を終え、出席者にあいさつをする川添社長=佐世保市常盤町

 長崎県佐世保市常盤町の佐世保ラッキーボウル跡地に、ラッキー自動車(佐世保市)が計画しているオフィスビルの建設工事が着工した。地上6階建てで、人材派遣会社や保険会社などが入る想定。2020年12月完成、21年4月の供用開始を目指す。
 事業費は約13億円。延べ床面積は約5840平方メートル。オフィス系企業の受け皿とする狙いがあり、大手企業数社も関心を示しているという。
 ビルの名称は「ラクロス」。「ラッキー」と「クロス」を合わせた造語で、企業や地域が交わり、新しい価値を生み出す期待を込めた。
 6日は現地で安全祈願祭があり、施工者の池田工業(佐世保市)や親和銀行(同)、行政などの関係者約40人が出席。神事で無事故を願った。ラッキー自動車の川添忠彦社長は「オープン時には全て埋まるようにしたい。県外企業を呼び込み、多くの雇用が生まれれば、中心商店街も潤うはずだ」と語った。

© 株式会社長崎新聞社