長崎-上海空路 週3便に増 中国東方航空 2020年2月から

 長崎県は、長崎-上海線を運航する中国東方航空が、2020年2月12日から月、水、金曜の週3便に増便すると発表した。
 県によると、中国東方航空は今年7~9月の臨時チャーター便の運航を経て、冬ダイヤからの増便を計画。9月には同社の幹部が中村法道知事を表敬訪問し、12月からの増便に意欲を示していた。2月にずれ込んだのは、日中間の路線の自由化に伴い、競争環境が厳しくなっているという背景があるとみられる。
 長崎-上海線は1979年9月、中国と日本を結ぶ定期路線として東京、大阪に次ぎ3番目に就航。現在、週2日(月、金曜)の定期便があり、昨年度の搭乗率は66.9%だった。
 県は「増便で移動日の選択肢が増え、福岡空港に流れていたビジネス需要を呼び戻すことができる」と期待を寄せている。

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