レンジャーズがライルズと契約合意 ギブソンに続く先発補強

レンジャーズが来週サンディエゴで開催されるウィンター・ミーティングに先行して、先発投手の補強を続けている。日本時間12月7日、MLBネットワークのケン・ローゼンタールが伝えたところによると、レンジャーズはフリーエージェントの先発右腕、ジョーダン・ライルズと2年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。まだレンジャーズからの正式な発表は行われていないものの、ESPNのジェフ・パッサンは総額1600万ドルの2年契約であることを報じている。

現在29歳のライルズは、今季パイレーツとブリュワーズで合計28試合に先発して141イニングを投げ、12勝8敗、防御率4.15、146奪三振をマーク。奪三振数が投球イニング数を上回ったのは、メジャー9年目にして初めてのことだった(奪三振率9.32)。

パイレーツでの17先発では5勝7敗、防御率5.36と平凡な成績に終わったものの、7月下旬にコディ・ポンセとのトレードでブリュワーズへ移籍したあとはエース級の大活躍でチームのワイルドカード獲得に大きく貢献。移籍後の11先発では7勝1敗、防御率2.45という好成績をマークした。

9年間のキャリアでは、アストロズ、ロッキーズ、パドレス、ブリュワーズ、パイレーツの5球団で合計245試合(うち143先発)に登板し、43勝60敗、2セーブ、8ホールド、防御率5.11、奪三振率6.89、与四球率3.12という成績を残している。

レンジャーズは今オフ、すでにツインズからフリーエージェントとなっていたカイル・ギブソンと3年契約を結んでおり、先発投手の補強はライルズが2人目となる。これでマイク・マイナー、ランス・リンと合わせて先発4番手までの顔ぶれが確定し、残る1枠はコルビー・アラード、アリエル・ジュラード、ブロック・バーク、ジョー・パランボといった若手投手による争いとなることが予想される。今後は最大の課題である三塁手の補強に向けて、トップ・ターゲットであることが報じられているアンソニー・レンドンの獲得に本腰を入れることになりそうだ。

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