貸しオフィス最大手リージャス・ジャパン長崎進出 「企業誘致、創業の受け皿に」

会員が自由に使えるビジネスラウンジ=長崎市、長崎BizPORT

 レンタルオフィス最大手リージャス・ジャパン(東京)は、長崎市元船町の長崎BizPORT2階に県内初の拠点をオープンさせた。低コストで柔軟なビジネス展開をサポートし、世界120カ国の3300拠点も利用できるネットワークを強みとしている。

 新拠点の名称は「リージャス長崎BizPORTビジネスセンター」。▽1部屋につき1席から十数席まで複数のタイプがある個室(25部屋)▽半個室(4席)▽共同部屋のコワーキング(8席)▽貸し会議室▽共用スペースのビジネスラウンジ-の計501平方メートル。いずれも24時間利用できる。
 利用料金は1人月額3万円台から(共益費、通話料、コピー代などは別)。Wi-Fiやフリードリンクを備え、受付スタッフが来客や電話、郵便の取り次ぎもする。
 ビジネスラウンジ会員になると、世界各地(国内は42都市157拠点)で利用可能。会員数は世界250万人に上る。
 同社は、外資・県外企業の進出や出張、地元企業のサテライトオフィス、個人事業者、起業などでの利用を想定。初期投資や人件費を抑え、迅速な出店や事業の拡大・縮小もしやすいメリットがあるという。
 西岡真吾代表取締役は「企業誘致や創業の受け皿、異業種交流の場として地域経済に貢献できるのではないか」としている。

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