障害者の人権守ろう 横浜山下公園 当事者らが理解訴え

障害福祉の充実を訴えたイベント=横浜市中区

 障害者週間(3~9日)に合わせ、障害者の暮らしやすい社会の実現を訴える「障害福祉の未来を考える集い2019」が5日、横浜市中区の山下公園で開かれた。市内の障害者通所施設やグループホームなどから約1200人(主催者発表)が参加し、障害者福祉への理解を呼び掛けた。

 市障害者地域作業所連絡会など実行委員会の主催。会場では「『やまゆり』のいたみをわすれません」「私たちの声を聞いて実現して」などの標語を発表し、「障害者もひとりの人間として人権が守られる社会の制度の充実を強く求める」とする集会宣言を読み上げた。当事者が華やかなダンスも披露した。

 同連絡会の谷口実会長(48)は「障害のある人は一人でできないことが多く、我慢している部分も多い。特別ではなく、人として関わってほしい」と話した。

© 株式会社神奈川新聞社