ヴェンゲルがアーセナルで最後に獲得した20名、ベスト5とワースト5

20年以上アーセナルで指揮を執った後、昨年夏にチームを去ったアーセン・ヴェンゲル監督。

『Planet Football』は「ヴェンゲルがアーセナルで最後に獲得した20名の選手」をランキング化しており、そのベスト5とワースト5をピックアップする。

▼ベスト5

5位:ロブ・ホールディング

ボルトン・ワンダラーズで1シーズンを戦った若きDFホールディングは、2016年にかなり安い価格でアーセナルへとやってきた。

正直なところほとんどのグーナーが「もっと即戦力を獲得して欲しい」と思うようなタイミングであったのだが、彼は数ヶ月でそのポテンシャルを発揮するようになっていた。前十字靭帯の断裂さえなければ…。

4位:ペトル・チェフ

2015年、チェルシーでティボー・クルトワの前にポジションを失ってしまったチェフは、活躍の場を求めてアーセナルへとやってきた。わずか1000万ポンド(およそ14.6億円)で。

流石に年齢を感じさせることはあったものの、アーセナルがゴールキーパーに苦しんでいたときに救ってくれた存在であるのは間違いない。

3位:アレクサンドル・ラカゼット

オーバメヤングの加入によってその存在感は薄れてしまったかもしれないが、過去2年間のアーセナルで非常に貢献してくれた選手の一人だ。

リヨン時代の圧倒的な得点力を発揮することはなくなったが、フィニッシュもサポートもできる貴重なアタッカーとして重要な存在だ。2018-19シーズンにはファンの投票によってクラブ最優秀選手に選ばれている。

2位:アレクシス・サンチェス

アーセナルを去る前のゴタゴタとマンチェスター・ユナイテッドでの大失敗によってますます人気のない存在にはなってしまったが、グーナーは彼の活躍を忘れてはならない。

3年半の間、彼は2回のFAカップ優勝に導き、2回シーズン最優秀選手に選ばれた。166試合で80ゴールという記録も持っている。

1位:ピエール=エメリク・オーバメヤング

ヴェンゲル監督が最後に獲得した選手が、最も高価な買い物であるとともに、最高の成功例でもあった。ともに働いたのはわずか4ヶ月のみだとしてもだ。

彼はアーセナルでさらなるブレイクを果たし、多くのゴールを決め続けている。スタイルにも完全に合致しており、ティエリ・アンリの再来と言ってもそう間違ってはいないはずだ。

▼ワースト5

5位:マテュー・ドゥビュシ

2014年にニューカッスル・ユナイテッドからアーセナルへとやってきたフランス代表DFのドゥビュシ。攻撃的なプレーが可能な右サイドバックとして期待されたが、長期的な負傷に苦しんだ。

2016年夏にはマンチェスター・ユナイテッドへの移籍話も。アーセナルはそれをブロックしたが、結局ほとんど起用することができずに終わった。とはいえ、彼が使えなかったことによってエクトル・ベジェリンがブレイクできたとも言えるわけだが…。

4位:コンスタンティノス・マヴロパノス

2018年の1月にPASヤニナからやってきた若きギリシャ人DFは、ほとんどトップレベルでの実績がない選手だった。しかし加入から3ヶ月で出場したユナイテッド戦でデビューし、そのパフォーマンスは称賛に値するものだった。

ところが10月には怪我をしてしまい、それから長い間離脱を繰り返している。能力の高さは認められているものの、その進歩は妨げられている状態だ。

3位:クリスティアン・ビエリク

2015年、17歳であったビエリクはポーランドのレギア・ワルシャワから獲得された。ヴェンゲル監督は「大きな未来の一つ」と彼を評し、体格とテクニックを兼ね備える才能を称賛した。

しかしながら、彼はローン移籍を繰り返し、アーセナルではわずか2試合しかプレーせず。チャールトンでシーズンを通して戦える実績を作ったこともあり、今年ダービー・カウンティへと移籍していった。

2位:マット・メイシー

ブリストル・ローヴァーズに所属していた18歳の時、アーセナルのトライアルを受けて加入が決定。エヴァートンなどのオファーを蹴っての入団であった。

アクリントン・スタンリーやルートン・タウン、プリマス・アーガイルへのローン移籍を繰り返しつつ、人材不足になると呼び戻されてサブを務めるという立場が続いている。相当なファンでなければ、もはやアーセナルの人間であることを忘れられているかもしれない。

1位:浅野拓磨

サンフレッチェ広島から2016年7月に獲得された浅野拓磨。プレミアリーグでプレーするための労働許可証が発行されず、シュトゥットガルトで2年のローン生活を送った。

その間に代表でのポジションを獲得することが期待されたがそうはならず、アーセナルのユニフォームを一切着ることなくパルチザンに100万ポンドで売られていった。

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