JAつくば市子会社 実習生に法定超時間外 1カ月最大180.5時間

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JAつくば市の子会社「ファーマーズつくば」(つくば市)が、2016年2月から18年9月までの間、ベトナム人技能実習生計7人に対し、法の規定を超える1カ月で最大180時間超の時間外労働をさせていたことが7日、分かった。同社は地権者から耕作放棄地などの農作業を請け負う有限会社。技能実習生も受け入れて従事させている。

昨年10月の内部調査で問題が発覚。調査結果を踏まえ、今年1月に当時の社長が辞任した。同JAの理事3人も報酬を減額した。

同社によると、実習生7人は労使協定(36協定)で決められた1カ月の上限(45時間)を大幅に上回る月最大180.5時間の時間外労働をしていた。技能実習法により、時間外労働を80時間以上に延長する場合は変更申請する必要があるが、同社は申請をしていなかった。

上限を超えた時間外労働の手当は、コメの売り上げや市の転作助成金を「簿外収益」として管理し、そこから支払っていた。時間外労働をさせた理由について笹本秀一社長(49)は「実習生側からお金が欲しいという申し出があり、仕事をつくって働かせていた、と報告を受けている」と説明した。

同社は再発防止策を導入し、3カ月に1度、実習生の労働時間を県に届け出るなどしているという。 (秋葉凌)