インドネシア・アチェ博物館館長、津波防災へ役割探る 陸前高田の伝承館を視察

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震災津波伝承館を視察する参加者たち

 2004年のスマトラ沖地震の教訓を伝えるインドネシアのアチェ津波博物館の館長らが7日、陸前高田市にある岩手県東日本大震災津波伝承館を視察した。防災教育に対する施設の役割などを学ぶのが狙い。

 一行は被災遺物や映像、写真を見ながら解説に耳を傾け、震災の概要、生死を分けた住民の行動などに触れた。ハフニダール館長(43)は「展示が見やすくて分かりやすい」と語った。

 アチェ津波博物館は09年、津波で甚大な被害を受けたバンダ・アチェ市に開館し、多くの観光客が訪れている。一方で地域住民の防災意識が低下する中、防災プログラムの開発や展示内容の更新が課題だという。

 両館は今後も連携する方針。県震災津波伝承館の熊谷正則副館長は「資料の相互展示や学芸員同士の交流がしたい。展示の工夫や週末のイベント内容にも興味がある」と話した。