「乾杯」なく仕切り直し すったもんだの泡盛条例 苦肉の策すぎる案も

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泡盛(資料写真)

 沖縄県議会の経済労働委員会は5日、制定を目指す「泡盛乾杯条例」に「乾杯」の文言を入れるかどうかで、論戦を繰り広げた。先行して条例の内容を検討した委員4人が、初めて素案を説明。飲酒運転やアルコールによる健康障害、未成年の飲酒などを助長する懸念を示し、「乾杯」を盛り込まない案を提示した。

 他の委員からは、条例を要望した泡盛業界の趣旨に反するとの反対意見が続出し、13日の経労委で業界関係者を招いて仕切り直しすることになった。

 検討委の4人は、条例案が泡盛以外の県産酒類を含まない限定的な内容であることや、他県では条例制定後も出荷量がほぼ増えていないことなども指摘した。

 条例名を「泡盛の文化に乾杯」とする案も出たが、委員からは「苦肉の策すぎる」(新里米吉氏)と苦笑が漏れた。

 ほかの委員から「業界団体の意見も聞く必要があるのではないか」(西銘啓史郎氏)などの指摘があったため、13日に県酒造組合の佐久本学会長らを招き、聞き取りする。

 来年6月には県議選が予定されているため、委員らは2月定例会での制定を目指す。