苫小牧で企画展開幕、地元にゆかり・浅野氏の感性並ぶ

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目を引く木版画100点

 苫小牧市美術博物館の企画展「浅野武彦の木版画の世界」が7日に開幕した。初日は学芸員による展示解説会が開かれ、市民らが苫小牧にゆかりの浅野氏が手掛けた約100点の作品に見入っていた。企画展は来年1月19日まで。

 札幌市出身の浅野氏は、北大医学部在学中に版画家・川上澄生氏に師事。卒業後は苫小牧市内の病院で医師業に専念する一方、休日には精力的に制作活動を続けた。その後、札幌版画協会や北海道版画協会の創立に関わるなど、本道版画界で大きな役割を果たした。

 企画展では、浅野氏の作品を「風景」「骸骨」「植物」「いきもの」の四つに分けて紹介。支笏湖や樽前などの風景や医学部時代の解剖実習の様子など、自然や生き物への愛情や医師としての鋭い観察眼が垣間見られる作品群が目を引く。

 観覧料は一般300円、大学・高校生200円、中学生以下は無料。時間は午前9時半~午後5時。休館日は月曜および年末年始(12月29日~1月3日)。詳しくは同館、電話0144・35局2550番へ。(伊藤洋志)

【写真=学芸員の展示説明を受けながら作品を鑑賞する来館者】