宮城県美術館の移転方針案受け住民有志がアンケート 9日から、ネットで受け付けも

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 仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)と宮城県美術館を、同市宮城野区の仙台医療センター跡地に移転・集約する県の方針案を巡り、県民の有志グループが方針の是非を問うアンケートを実施することを決めた。

 実施主体は県内在住の市民らでつくる「宮城県美術館に関心と期待を寄せる有志グループ」。配布対象は、県議、仙台市議、県内美術館関係者、大学教授ら学識経験者や専門家、マスコミなど78組織・機関の約450人。

 アンケートでは、移転・集約に対する関心の有無や、方針案に対する賛否、美術館運営に関する行政に対する要望など8項目について聞く。

 9日に一斉送付し、23日までに回収を終える。来年1月7日に結果を発表する予定。同時にインターネットを通じて、県民や県外からも意見を募る。

 県美術館の移転・集約案に関しては、地元美術関係者や研究者らから「方針発表までの経緯が不透明だ」「歴史的な建造物を取り壊すのは時代に逆行する」など、疑問や不満の声が上がっている。

 事務局を務める仙台市泉区の美術家佐立るり子さん(46)は「方針発表以降、県民の意見を聞き、県美術館の在り方について議論できる場がなかった。個人が特定されるような公表の仕方はしないので、率直な意見を聞かせてほしい」と話す。

 連絡先は佐立さんsatachiruriko@gmail.com

 ネットからのアンケート参加は、https://muse-miyagi-enquete.geo.jp/