厳戒下の再開、岩手競馬 歓迎と不安が交錯

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レースを再開した岩手競馬。ファンや関係者からは歓迎と薬物問題への不安の声が交錯する=7日、奥州市・水沢競馬場

 競走馬から禁止薬物が相次いで検出され、開催を中止していた岩手競馬は7日、奥州市の水沢競馬場でレースを再開した。県競馬組合(管理者・達増知事)が監視カメラ補強などの対策を講じ、陰性馬のみ出走させるという厳戒態勢で、11月17日以来の開催にこぎ着けた。だが、昨年から続く薬物禍の原因は究明されないまま。ファンや関係者の歓迎と不安が交錯する中、再び走りだした。

 寒空の下、レース再開を待ちわびた多くのファンが訪れた水沢競馬場。「やっぱり生の馬を見るのが一番面白い」。北上市立花の会社員(62)は、力強く駆ける競走馬の姿に顔をほころばせた。それでも「薬物問題の原因が分からないうちはすっきりした気持ちで見られない。早く解決してほしい」と歯がゆさもこぼした。