昭恵夫人って、バンギャ? 『桜を見る会』に招待されたVersaillesって誰よ 首相官邸で私的撮影していいの!?

Versailles official公式YouTubeチャンネルより。公邸からご機嫌で挨拶する昭恵夫人。コメントは「税金で何をやっているのか」など荒れまくっています

「内閣総理大臣夫人安倍昭恵様より、2月14日 日本武道館に向けた応援メッセージ」というタイトルの動画が注目されています。人気ビジュアル系バンドVersailles(ベルサイユ)のオフィシャルYouTubeに投稿された動画は首相公邸の赤絨毯の階段で撮影されたようです。

VersaillesのボーカリストのKAMIJOのSNSには、2015年4月の「桜を見る会」安倍総理の招待で参加、首相公邸に2016年7月に訪問等、安倍昭恵夫人との交友が記されていました。

オフィシャルYouTubeで

「KAMIJOさんといつも仲良くさせて頂いています」とファーストレディに発言させてしまうKAMIJO って誰?って思われた方も多いかもしれません。

実は、Gacktの後輩です。

GacktがvocalをしていたMALICE MIZER(マリスミゼル)のローディー仲間と1994年にLAREINE(ラレーヌ)というバンドを結成して、1999年にソニーからメジャーデビュー。

「ホストみたいに饒舌なエンターテナーで、新人なのに、他のミュージシャンを完全に食っちゃっていました。炸裂するトークの機関銃が脳裏に焼きついています。その後、他のメンバーが全員脱退して、Versailles結成、ソロ活動と移行していきました。先月新曲をリリースしたばかりですから、騒動もプロモーションに活用できますね。KAMIJOは策士なのか、強運の持ち主なのか」

と音楽ライターは語ります。

「首相の夫人は私人」との閣議決定にもかかわらず、公費で開催される「桜を見る会」に安倍昭恵夫人の招待者が、2013年から19年にかけて143人もいたことが報じられていましたが、ビジュアル系ミュージシャンの応援動画を官邸で撮影したことにも公私混同との非難が出ています。

Versaillesに関して、以前から注目していた週刊誌記者もいました。

「日仏ポップカルチャー交流プロジェクトアンバサダーを務めるKAMIJOは国際的な文化交流寄与したという大義名分があるのでしょう。数年前にヨーロッパで撮影するMVと写真集に対する投資家を募る企画書が、人気ジャニーズタレントの親族や吉本興業の役員にもまわっていました。プロジェクトに応じて複数の法人を巧みに使い分ける錬金術師で、過去には一部の法人で裁判沙汰もあったようです」(週刊誌記者)

ビジュアル系ロックバンドの政治的にメリットがあるとの話も出ています。

「KAMIJOは自らレーベルも展開し、摩天楼オペラ等、人気ビジュアル系バンドの後輩を世に出したという意味では、GLAYや LUNA SEAを売り出したYOSHIKIと似た存在かもしれません。ビジュアル系バンドは、信者のようなファンや後輩バンドに後押しされた新興宗教のようなピラミッド組織ですから、集票マシン的な利用価値もあるでしょう。一方で錬金術師ビジネスマンのKAMIJOにとって、ファーストレディとの交友は、リスペクトされたり、投資家の信用を得たりするのに絶好の材料。昭恵さんもKAMIJOもWIN WINの関係なのでしょう。今回の騒動は、Versailles新譜のプロモーションとしては、商機。ファーストレディも魅了するビジュアル系ミュージシャンですから」(音楽ライター)

多くの被害者を出したマルチ商法のジャパンライフの元会長に対し、「安倍総理枠」で招待状が発送されていたことも問題にされましたが、「国民の理解を得た」発言で一蹴されています。

安倍昭恵夫人にも国民は理解を示しているのでしょうか。

「YOSHIKIでも、Gacktでもhydeでもなくて、KAMIJOって、アッキーはバンギャなの?バンギャ助成金作ってほしい」

キワモノ扱いされているようです。ロックミュージシャンとの交友では、安倍昭恵夫人は、四年前に布袋寅泰を深夜にバーに呼び出して、首筋にキスしたことが報じられたこともありました。

「布袋寅泰からKAMIJOまで、趣味の幅が広いファーストレディのお気に入りミュージシャン結集して、『昭恵ロックフェス』やってほしい」

等、SNSは荒れています。また、元総理大臣は激怒しています。

「『桜を見る会』を安倍晋三首相は私物化しているので、許せません。私と野田総理の時は自粛して開催しませんでした」

元首相の菅直人衆議院議員は、原発関係書の共著もある作家岳真也「光秀の言い分」出版パーティで発言していました。幅広い交友関係は素晴らしいことですが、税金の無駄遣いや公私混同に関して、安倍夫妻が理解するのは難しいのでしょうか(文◎安倍しんのすけ)

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