直島の「水」に着目、旅行プラン 就実大生2人がコンテスト最優秀

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水の里の旅コンテストの学生部門で最優秀賞を受賞した西田さん(右)と藤沢さん

 就実大経営学部3年の西田有妙(ゆみ)さん(21)と藤沢春華さん(22)が、アートの島として知られる香川県・直島の「水」に着目した旅行プランをまとめ、国土交通省が主催する「“水のめぐみ”とふれあう水の里の旅コンテスト」の学生部門で最優秀賞を受賞した。島の水資源の乏しさを逆手にとって新たな魅力を知ってもらおうという企画で、10日、東京都内で表彰される。

 川やダムなどの水資源を生かした旅行プランを競う同コンテストは、国交省が2010年から実施。今年は全国の自治体や観光団体などから22件の応募があり、一般、学生の2部門と特別賞で計8件の企画が選ばれた。

 西田さんと藤沢さんの企画は、玉野市を発着する1泊2日の行程。初日は同市の配水池を訪れた後、水道水の供給先である直島に渡り、島最大の貯水池・直島ダムや大量に水を使う銅の製錬所を見学。2日目は地元の塩でとれたての魚を味わい、崇徳上皇ゆかりの神社などを巡る。

 2人は指導教員の八巻恵子教授(文化人類学)からコンテストの存在を聞き、ゼミ活動の一環で8月から企画作りに着手。直島には川がないなど水資源に乏しいことに着目し、実際に島へ足を運んで貯水施設や観光スポットを調査し、観光や歴史に関する文献なども読み込み、9月末に完成させた。

 審査員からは「水の恩恵が薄い地を選んだ視点が面白く、島特有の水のストーリーを取り入れて直島の新たな魅力を伝えている」などと評価を受けた。

 2人は表彰式で企画の内容を発表する。西田さんは「企画作りを通じてアートの島とは違った直島の魅力に気付いた」、藤沢さんは「エコツーリズム(地域の自然や文化に触れる体験型観光)についてさらに学んでいきたい」と話している。